もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

シムラー

インドではDeluxeという表記が最高級とか贅沢ではないことを知った。
これはバスの話であるが正確にいえばVOLVOやA/Cというものが最高級ということだ。デリーのISBT9番窓口で購入した460RsのチケットはDeluxeバス。同じ場所から同じ場所へ同じ時間に出発する2つのバス、そんなの紛らわしいだろ間違えてしまったじゃないか。実は降ろされる前5分だけVOLVOのリクライニングシートで横にならせてもらった。VOLVOとDeluxeの間には越えることのできない深い谷が存在する。Deluxeとその下のOrdinaryの間はOrdinaryの状態がばらばらで何ともいえない。Semi Deluxeという表示のバスもみかけたが、あのランクの間にsemiなどという微妙な区分などできるのだろうか。インド人は哲学者なので尋ねれば明快に説明してくれるに違いない。要はこちらがそれを理解できるかどうかだ。 



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シムラーはかつて大英帝国統治時代の夏の首都、確かに気温は低いが空気も薄い。海抜2,000mのせいでバックパック背負ってそこかしこにある階段や坂道を上る度に息が切れる。かつて訪れたダージリンの印象と重ね合わせようとしたが、何かこちらの方が面白みを感じられない。山間の尾根筋に建物が積み重なった町というシチュエーションは同じなのだが… 多分楽しそうなインド人旅行者が多いせいだろう。(笑)
実はシムラー観光自体が目的ではなく、その先の場所に幾つか行くための拠点としての滞在。実際来てみて町自体はそれほどでもないと思った。ただし谷間を見下ろす眺めはすばらしい。