もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

ウダイプル

今回のインドの旅は今迄の旅で訪れていない「残りの」インドを回る旅に徹しようと考えている。
すなわち、カルカッタ、バラナシ、デリー、アーグラー、サーンチー、インドール、アジャンタ、エローラアウランガーバード、ムンバイ、アフマダバード、ジャイプール、ジョドプール、ジャイサルメル、チャンディガル、アムリトサル、カジュラホー、ダージリン 以外の場所である。
とはいいながらデリーは仕方が無い。チャンディガルも訪れてしまった…

ラジャスタンの有名地のうち未訪だったウダイプルは、湖畔の宮殿がすばらしい。ところがちょうどインドの連休の時期にばったり遭遇。そのせいか学校の団体(ガキ)が一緒になり、奴等はもう秩序無く動き回るので落ち着かない。また一組でなく次から次へと狭い建物内に送りこまれる。先に行ってもらおうと途中で休んでいると、人が全く進まなくなる。フランス語ツアーは年配の観光客が多く、狭く急な石の階段を降りることができずに詰まってしまったのだ。やれやれ。

そんなこんなでぐったり疲れて宿に帰り屋上レストランへ行く。小さい建物なので狭い所だが、部分的に湖面が見える。山に沈む夕陽がまぶしい。
この旅で始めて買った煙草を燻らす。自分としては禁煙しているつもりは無いのだが、最近は特に吸いたいと思うことも年に数回程度しかない。

宿泊したゲストハウス受付の若者はよく働くので好感を持っていた。
初めウダイプル・シティ駅から観光エリアまではオートリキシャーに乗ってきた。いつもは運転手によるホテルの勧誘は断っているが、ここでは何となく誘いに乗ってみようという気になった。たまにはいい所へ連れていってくれるんじゃないかと。
最初の宿は微妙だが気に入らなかったので断り表へ出たところ、数人が次のホテルの勧誘に集ってきた。その中で彼を選んだのは、顔がマイケル・ジャクソンに似ていたからだ。そういう選び方も時には正解だと思ったし、事実そのとおりだった。

ところが。出発当日にムンバイ行きのバスチケットをキャンセルされてしまった。マシントラブルとかいっていたが、大方、無理矢理弾き出されたのだろう。スリーパーからチェアー席のバスへの変更を促された。
別のトラベルエージェンシーで聞いたがムンバイ行きスリーパーはフルで、話をしているうちに手前のアフマダバード行きのチケット購入となった。
バス15時間は南米ではないのだから止めておけということだろう、ムンバイまでのチェアー席はきついのでホテルでとったチケットは最終的にキャンセルした。キャンセル料100Rsと言っていたものの50しかとらなかったので、やはり真面目な人たちだったのか、それとも取れただけOKなのか。