もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

コーラムのボートツアー


コーラムに来ても公共バックウォーターをしようと考えていたのだが、フェリーボート乗場の前にあるDTPCのインフォメーションで話を聞いているうちに、カヌーツアーに行くことに決めた。ただしミニマムが2人なので、一人で参加しても他にいなければ中止になってしまう。400Rs、出発は9AMと2PM。

言われたとおり2時10分前に行くと、他に3人いるという。スイス人のおっちゃん3人、中年というよりは初老といっていいかもしれない。若い西洋人ではないので皆落ち着いていて、その点はよかった。でもさ、ジャパニーズボーイって、一体誰のことだよ。この歳でボーイとみられるとは思わなかった。

目的地のマンロー島まではミニバスで往復、片道1時間。
島についたらカヌー(といっているが単なる木製ボート、定員8人くらい)に乗り換え細い水路に入る。ガイド兼漕ぎ手は15年の経験があるという。畑だというがよくわからないところで色々教えてくれた。これがジンジャーでターメリックでバニラでペッパーで… タピオカはポテトとは違うぞ… ヤム芋知らないのか?(僕は知っています)… ボートを漕ぎながら、見ろ見ろ、あそこの枝に泊っているのがキングフィッシャー(青いカワセミ)だ…、途中チャイ休憩が一回、ココナッツ加工所に立ち寄り、エビや魚の養殖池にも寄ったかな。橋をくぐる度毎に体を低く沈めなければならないのがおかしかった。ずっと歌を流している寺院もあった。(ケララで寺院はよく歌っている)



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ボートの時間は結局2時間強。それほど水路際に人の生活が垣間見られたわけではないけど、日陰の静かな水路をゆっくりゆっくりと歩くような速さで進んでいく。そこでは別の時間が流れているようにさえ感じられる。この全てが騒がしいインドの旅では、自然の中で心の休まる貴重な時間である。
値段も時間も手頃感があると思う。

明日は、また「super fast」とこれみよがしに横っ腹に記されたおんぼろバスで移動だ。トリバンドラムまで。時間が早かったらカンニャクマリまで行ってしまってもよいかもしれない。

※よそのトラベルエージェンシーでもボートツアーは募集しています。同じ時間に他に2艘のボートが動いていました。多分同じような内容でしょうが、ガイドの具合はわかりません。コーラムではボートツアーの他にすることは無いです。