マスカットからデイトリップ

マスカットからデイトリップ

マスカットからはナハールとニズワへそれぞれ日帰りで行った。どちらも砦が有名。

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ナハールへは初めルウィからマイクロバスに乗った。呼び込みに聞くと乗り換えが必要という。多分クロックタワーのところだったんだろうけど、乗り越してしまったので行くところまで行ってみようと思った。そしたらシーブの先のちいさな町が終点だった。方角は間違っていないので、そこでタクシーを貸切りナハールまで行った。1時間と少し、10OR。帰りはナハールからバルカまで乗り合いタクシー0.5OR、バルカからルウィまで乗り合いタクシー1.5OR。帰りの金額くらいが標準だろう。

ナハール・フォートは自然の岩地を利用してつくられた砦であり、上からは裏山の荒れた岩肌と反対側の平地をずっと先まで見渡すことができ、眺めがとても良い。きれいに整備されていているが、そのせいで歴史の深みみたいなものが少々薄く思えた。観光地としてはよいのだろう。悪いとまでは言わないが。

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ニズワへはONTCのバスで行った。朝8時ルウィバスターミナル発、3時間弱、5.5OR。ただしこのバスはニズワが終点ではない。途中の乾いた山岳地帯は雄大な眺めで、何だか背中がぞくぞくした。帰りのバスは夕方5時半だが、そこまで長く居ることもないのでタクシーで帰った。初め2ORで乗り合いの話をつけたが、待てどもマスカット行きの乗客は現れず、しびれを切らし8ORで貸し切ってしまった（笑）。帰りはクロックタワーまで2時間かからず。ドライバーと簡単な英語で話をして、途中休憩時にミネラルウォーターをおごってもらった。

有名なのは、スークとフォート。スークは城壁に囲まれた旧市街といった感じで雰囲気があるのだが、時間が遅かったせいか元々そうなのか、活気は感じられなかった。
フォートはスークと隣接しており、大きな円筒形の構築物が目立つ。隣のモスクのミナレットやドームと一緒に、絵になる情景だ。ナハールよりも広く、展示がなされている部屋も多く色々動き回ることができる。

オマーンにはあまり知られていない観光地が結構ある。ただその多くはあまり人手の入っていない地域にあり、公共の交通機関では部分的にしか訪れることは難しい。ガイドブックにあるように、自分の車やレンタカーでガンガン分け入って、夜はキャンプするくらいのつもりでいなければ、現在のところオマーンの持つポテンシャルを十分に楽しむことはできないのではないか。オージーあたりはこの辺、得意そうだ。
それは差し引いても、いいところだと思います。