アンドラ・ラ・ベリャ
トゥールーズからのバスの車窓は、標高が上がるに従い地面に白いものが残るようになってきた。時々細かい雪が空中を舞っている。
アンドラなんて山の中、寒いに決まっている。天気予報はこの日も雪。でも待っているわけにも行かないのでとっとと訪問するのみ。
到着翌日も小雪が舞ったり陽がのぞいたりしているが、気温は低く、マイナス1℃の電光表示が街中に見られる。歩道の上には、細かい白い砂のようなものが風が吹くたびにさらさらと動いている。
雪です。陽が出ず気温も氷点下なので溶けないということ。
しかし毎日雪だなあ。
思えば、うだるような暑さの南インドやスリランカから、よくぞここまできたもんだと思う。服装は、フリースにウインドブレーカでなんとか我慢できるがギリギリだ。ここから先は気温が高くなっていくのでもう少しの我慢。ドバイのH&Mで買った、デイビッドベッカム・ボディウェア・シリーズのぴったりとした厚手の長袖Tシャツが効いている。
面白いのは言葉。公用語はカタルーニャ語だがフランス語の言葉も結構使われている。「オラ!」と挨拶したと思えば「メルスィ、オウヴォワール」で会話を結んだり、「ボンディア」なんて挨拶はポルトガル語ではないか?ちなみに同じ人(店員)が話しているのです。町中で気をつけて聞いていると、結構ちゃんぽんだったりする印象があります。