チュニジアには多くのローマ遺跡が残り、その時代の平面芸術はモザイクタイル画です。
実際に見て判ることだが、数少ない素材から創り出されるその意外にも豊かな表現に、驚くばかりだ。
・カルタゴ博物館
・エル・ジェム考古学博物館
・スース考古学博物館
・チュニス・バルドー博物館
などを訪れた。コレクションは皆すばらしい。
この中での白眉はバルドー博物館だろう。建物の大きさも収蔵品数も一番だ。
また展示品のみならず、元々はオスマントルコ統治時代の地方長官の宮殿なので、建物自身の内装も見事である。
ちなみに部屋の幾つかは修復中(?)で非公開なのだが、近くに人が立っていて「すばらしい部屋だから特別に案内してあげる」と話しかけてくる。もちろん断ってもいいのだけれど、実は言葉通りの内装の部屋だ。価値のわかる人は彼に追いていってもいい。まあ、チップは払いましょうね。僕は入場料の1/3くらいの小銭を渡しました。
建物の中にいるのだから常識的にみれば職員の小遣い稼ぎということになるが、そうではないかもしれない。よくわからないけど世界には時々こういう人がいる。