もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

オシュ

烏魯木齋→オシュ  

CZ6033 URC-OSS 


中国南方航空は初めて乗るキャリアだが中国の航空公司の中では規模は一番大きい。こんなところに「南方」が飛んでいるのは旧民航系の航空会社の集約によりかつての中国新疆航空を併合したため。
飛行機の出発前に気がついたのだが、例の避難器具の説明、昨日のエアチャイナは両便とも省いていた。ぼんやりと何かが違うと感じていたものがこの時わかった。
それで、いいのだろうか。


urc02.jpg
機内食にはパック入りのザーサイが!!



日本から一気にキルギスの地方都市まで来てしまった。今まではたいてい首都クラスの大きな街に飛んできていたせいか、ロビーから出たらいきなりのローカルな雰囲気に多少とまどう。タクシーの勧誘がうるさいが何とか振り払ってマルシュルートカに乗り込むものの、違う番号の路線に乗ってしまい、結局オシュの知らない街中で降りてタクシーを拾い直す羽目になった。

ソビエト時代につくられた広い道路は散歩するには意外と気持ちが良い。中央アジアの町々に共通する開放感は、新市街を構成するその道路空間の大きなスケールと青々と繁る街路樹、無意味に多い公園によるものだろう。オシュのような地方都市でも彼等の都市計画の恩恵に与ることができる。
ただし街中に散在する無愛想な箱型建築群はいただけない。人間の生活というものに一瞥もくれずに技術と生産のみを根底に据えた想像力の無さにがっかりする。
そんな時はバザールに行く。そう、売りたい欲しい買いたいという現代社会に棲息する人間の根本的な欲望がむき出しになった空間。
バザールが良ければ全て良し。
隣接する旧市街にはまた別の趣がある。新市街とはあまりに対照的で同じ街とは思えないことも多いが、これも中央アジアの町の特徴の一つであるといえるだろう。

これからしばらく、「シャシリク - ラグマン - プロフ」のトライアングル堂々巡りが始まる。懐かしいやら、多少の気掛かりやら…


osh03.jpg
緑溢れる普通の公園の中に遊園地があった。

osh02.jpg

osh01.jpg早速、ラグマンを。