10/8 ムルガブ→ホーローグ
途中のブルンクルに寄るという考えも当初はあったのだが、足が見つからないのでホーローグまで行ってしまうことにした。まあ金さえ出せば何とでもなるのだが、そういう訳にも…いかない。
朝8時に通り沿いのタクシースタンドに行ってみてびっくり。ひと気が無い。乗合タクシーが何台か客待ちをしている光景を予想していたのだが、そんな姿どこにもありはしない。さて、どうするかね。
ちょうど通りかかった車を止めてホーローグまで乗せていって貰えるか尋ねたところ、OK。金額もその場に居た3人分500ソムニを交渉して一人100まで下げてもらい、その中国製のワゴンに乗り込んだ。やっぱりヒッチしてしまうんだな。
キルギスとは違い中近東っぽい旋律の音楽が車内に流れている。流れる車窓は壮観!の一言。
道路状態は必ずしも良くなく、未舗装状態でしばらく続く区間もあった。自転車の人とすれ違ったが、大変そうだなあ。
延々と続く乾いた山肌と青く澄んだ空、時々湖…
途中にドライバー氏の家があってお昼をご馳走になった。
こちらではぺトロールをこうやって入れる。
黄色く色付く樹木と蒼い空の対比が美しい。
これまで数多くの美しい車窓の風景を見てきたが、ここはその中でも際立っている。やっぱり自分は中央アジアが好きなんだなとあらためて感じた。緑麗しい季節も良いだろうが、ひんやりと澄んだ秋の落ち着いた雰囲気にもまた格別なものを感じる。
午後3時半にホーローグに到着。町中で降ろしてもらい宿探し。
といってもパミールロッジに決めていたのだが、遠い。町の中心から歩くと30分もかかるうえにわかりにくい。上り坂もある。
ただ、場所は不便だがこの宿は気持ちが良い。時期的に宿泊客も少ないようで静かだった。敷地も広いし、部屋前の絨毯が敷いてあるスペースでのびのびできる。ただし寒くなる前の話。
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【宿泊】Khorog
Pamir Lodge 一人8USD(旧館)9USD(新館)