もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

10/14 ホーローグ→ドゥシャンベ

10/14 ホーローグ→ドゥシャンベ



バザール近くでランドクルーザーのシェアードタクシーを探し、一路ドゥシャンベへ。

この道もなかなかの絶景だった。


pnj01.jpg

pnj02.jpg

アフガニスタン側の集落がよく見えた。車も通ることのできないような細い通路が、川へ急激に落ち込む崖の斜面にへばりついていた。あれを見てしまうと、タジク側のガタガタな道路でも車が走ることができるだけマシかもと思ってしまう。(最後に意見は覆されるが)

しかし大統領さんよヘリコプターではなく車でパミールに来てくださいよ。観光資源は豊かなのだから、道路を整備すれば多くの人が来て賑わい、たくさんお金が落ちますよ。


5時間半でカライクム到着、昼食休憩。

その後も川沿いのルートをとり、部分的に整備され快適な道路と工事中の箇所の繰り返し。後は首都に近づくだけだから道路の状態は良くなるだろう、という淡い期待は、打ち砕かれたり復活したり。

やがて山道にさしかかり、いつものタジク仕様、瓦礫の多いダートロードとなる。車窓はどこもかしこも砂まみれで砂塵が巻き上がる。いつのまにか車内にも砂が舞い込みハンカチを口の周りに巻かずにはいられない程だった。



そして!
車のボンネットから吹き出しが上がる!


pnj03.jpg
突然のアクシデント!。写真を撮っている場合ではなかったのかもしれないが、気がついていたら1枚。ピンボケだけど。


何も無い山の中での立ち往生。自分に何ができるという訳でもないので、しばらく修理の様子を見ていたがどうやら電気の線を何とかしている。エンジンは無事でバッテリーの配線まわりが燃えたようで、周囲の焼け焦げた部品をポンポン外に捨てている。大丈夫なのだろうかと心配しながら覗き込むと、大丈夫だ大丈夫と、まるで普段のことのように平然としている。本当に普段からよくあることなのかもしれないとその時思った。
通り掛った車からは冷却用の水をもらっていた。


pnj04.jpg
夕暮れにつつまれる遠くのアフガンの峰々を眺めながらの立小便も気持ちはよい。

pnj05.jpg


車はやはりバッテリー近辺の配線のみが問題となっていたようで、2時間後ついにエンジンが掛かる。

しゅっぱーつ!

しばらく車の状態を見ていたが安定して走っているようなのでこのままドゥシャンベへ行ってもよいだろう。

しかしランドクルーザーでさえも限界を超えてしまうタジキスタンの山道は手強い。それとも水温計を気にしないドライバーが無謀なのか。




結局ドゥシャンベに着いたのが午前1時。朝8時半出発なので16時間半掛かったことになる。車のアクシデントが無ければ14時間くらいか。まあまあの時間だったのだ。
夜中なのでタクシーで比較的近いホテル・ポイタクトへ。でもLuxの部屋しかなかったので、一人分にすると多少割安な3人部屋を選択し同行の3人でシェア。とても広いスイートルームで、眠るだけなのが惜しいくらいだ。
気付くと既に夜中の2時半。長い長い1日だった。

f:id:pelmeni:20180528171550j:plain
一息つき部屋から深夜の街を眺める




-----

【宿泊】Dushanbe
Hotel Poytakht 90USDを3人でワリカン