国立外科センター、ビシュケク
この一週間、ビシュケクの国立外科センターという病院にお世話になっていました。
実は暗い夜道で側溝にハマり、すねをパックリ割ってしまい病院行きとなってしまった訳です。宿のおばさんに夜間でも受付している病院を教えてもらいタクシーを拾ってもらいました。同室のシンゴ君に付き添ってもらいその病院に行き、結局2針縫ってもらうことになりましたが、すぐに処置をしてもらえたので一安心。その後消毒に3回訪れ、ちょうど一週間後の今日抜糸して手当ては終了です。
こちらはロシア語まともに喋れないし、医者は初日のみ立ち会った一人を除いては英語を理解しないので、本来は心細くなるのでしょうが、怪我自体は大したこと無いのでそれほど心配はしませんでした。
初日の傷の手当中に日本語で「痛たたた」などと言ったものだから、次からは人の顔を見る度に「あのイタタタタが来たぞ」等と医者にはからかわれることに…(多分そんなことだろうと推測)
処置が済んだら、支払う金額と次に来る日付と時間を書き出してもらい、スパシーバと言葉を掛けて部屋を出ます。
まだ傷が痛む時があるので、この2,3日は遠出はできませんが、日に日に回復していることは実感できます。サクラゲストハウスでご一緒した皆様そのせつはご心配かけました。多分もう大丈夫でしょう。
【治療費】
1回目(縫合、消毒) 1000ソム
2回目(消毒) 100ソム、
3回目(消毒) 50ソム
4回目(消毒) 40ソム
5回目(抜糸、消毒) 無料
薬代(抗生物質2錠×5日分、鎮痛剤5錠)255ソム
合計:1445ソム 3000円弱
安い! 保険の申請をするほどでもない。比べてしまうと病院までのタクシー代がとても割高に感じる。
ちなみにこちらの消毒液は青色です。赤チンならぬ青チンとでもいえば想像できるでしょう。実際塗ってもらって、これはこれで合理的なことがわかりました。血やかさぶた等傷口の具合がよくわかるのです。すべて赤く塗ってしまうと実際のところ状態が見難かったのではないか。何故日本で昔赤チンが使われていたのだろう?
治療室も病室もこの普通の廊下から木の扉ひとつでしか隔てられていない。初日に手当を受けた手術室も同じような感じ。この国では医療関係はあまり世話になりたくないと思ったけど、それは日本と比べてしまっては仕方が無いことだ。治療代は非常に安価だったけれども。