もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

ムアンシン

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中国国境に近いムアンシンまでやってきた。国境はこのすぐ近くにあるのだが外国人には開放しておらず、ムアンシンから勐腊行きのバスはその国境を通るので外国人は乗っても越境できない。

ムアンシンの町はごく普通の田舎町。もっとひなびた雰囲気かと思っていたがそれほどでもない。物価も種類によっては都市部より若干高くなっていたりする。
ラオスというとかつて訪れたミャンマーと比較してしまうのだが、明らかにラオスの方が俗っぽい。この町でも、暗くなると人通りは途絶えるのだが、中心の通りを遅くまで若者がバイクで走り結構騒がしい。まあこんな田舎では娯楽も何も無く、若者としては暗い中静かな町を走ること位しか楽しみはないのかもしれないと思う。その気持ち良さはわからないでもない、僕だって初めてオートバイを手に入れた頃はひと気の無い夜の町をよく走らせたものだ。
町中にはアカ族の物売りのおばちゃんがいて外国人とみると寄ってくる。皆同じようなブレスレットを差出してくるが今ひとつ食指が動かない。するとアカ族のビレッジに行ってオピを吸えと言ってくる。それをもちろん売物としても持っているのだが、あいにくパイプ持って無いんだよね…。

ツーリストインフォメーション等にビレッジトレッキングツアーのことを尋ねに行ったが、はっきりいって高い。ミニマムは2人からで、一人で参加しようとすると1日ツアーでも80数ドル、2人分を支払わなければならない。既に出発が決まっているツアーに追加で参加できればよいのだが、あいにく今のところ無いらしい。オフシーズンの今(現地は真夏)は観光客がそもそも少ない。それにしても1日で一人40ドルというのも、更に人数が増えれば幾らか安くなるといえども、この国にしては結構な値段だ。
1日待ったが、結局自転車を借りて自分で廻ることにする。インフォで地図を購入し(3,000KIP)、職員に何処へ行ったらいいか聞き出す。天気は心配ないだろう。朝夕と昼下がりでは暑さがだいぶ違うので、早く出ることにする。