既に朝8時なのに宿の人は寝ていた!ので無理やり起こして入口を開けてもらった。
凱里行きのバスを前日にチェックし忘れていたので心配したが、8時30分発の便に乗ることができた。45分間で凱里の街に戻る。帰りは下り坂が多いので早く着いたのかな?
時間が良いので迷うことなく朗徳へ行くことに決めた。朗徳上寨まで行く10時30分発のバスがあった。待っているうちに雨脚が強まった。バックパックは客车站建物内の行李寄存へ預ける。
1時間15分で終点の朗徳上寨に到着。バスを降りたが目の前の斜面に重なる集落へは直接行かず、川沿いに奥の方まで歩いた。その後少し戻り「朗徳上寨」と掲げてある門をくぐり石段を上っていく。ここも集落への入口の一つだ。
雨で濡れた石畳は滑りやすく非常に歩きにくい。
斜面に積み重なるように建てられた家々に規則性は無く、道を歩いているとバラバラと眼に入ってくる感じだ。それも良いと思う。石と木材と瓦の組み合わせはここでも美しい。
質素だが静かな時間が流れている。
雨に濡れているからこそ、このしっとりとした質感が良い雰囲気をつくりあげている。雨が降っていなければもっと動き回ることができたが、雨が降っているおかげでゆっくりと堪能できたともいえるだろう。
でも、ここ良かったんだけど、何故か住人をほとんど見かけなかった…
帰りはバスが停まっていなかったので歩いて下の町まで行くことにした。途中で上寨行きのバスとすれ違ったので折り返しすぐに戻ってくるかと思ったがそうでもなく、結局下の町でぶらぶらしていた13時30分頃に戻ってきたそのバスを捕まえて乗り込んだ。
1時間強で凱里客车站に着く。
客车站近くの交差点にある火车票售票处へ行き、鎮遠行きの鉄道チケットを購入。17時08分発、18時30分頃着の快速。
出発時刻までしばらく時間があるので街中へ出て、先日失くしたデジカメとPCを繋ぐUSBケーブルを購入した。10元。日記をつけたかったのでちょっと高価だが静かな店でコーヒーを飲む。
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列車は鎮遠站にほぼ時間通りに到着。まあ1時間10分しか乗らないから。
雨が少し降っていた。町へ向かうが途中で道を間違えたことに気付き、一度駅前まで戻るはめになった。
最初に入った招待所は、交差点にありちょっとは規模が大きいものだったのだが、何故か子供が番をしており、パソコンでずーっとゲームをしていて話がまったく通じない。何だかおかしくなり、この宿に泊まってやろうという気になったのだが、話途中で「没有」と言われてしまった。このやろう。
雨も止まないしバックパックも重いし暗くなってきたので一軒の賓館に入る。尋ねれば表示金額の半分の宿泊費、建物や部屋内もきれい。いつものように2泊するからマケてねとお願いして更に値切り、シングルでなく表側のダブルの部屋に決めた。老街と駅の中間位の場所でそれほど込み合う場所でもなく静か。言葉はほとんど通じないものの受付にいる親子(老母と子持ち中年娘)の雰囲気も良く、結果的には良い滞在となった。
夕食に街へ出る。ライトアップがどこもかしこも過剰なのは、それこそ此処が中国だからだ。
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【移動】凯里→朗徳上寨<中型バス> 9元 1時間15分(毎時20分発)
【移動】朗徳→凯里<中型バス> 9元 1時間
【移動】凯里→镇远<鉄道> 快速 硬座 14.5元 1時間10分
【宿泊】古韵賓館<鎮遠> 双人房一泊80元 トイレ・シャワー付き