もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。

旅のさなかに聴いていた音楽1

※この稿は適宜、書き直し 追加します。

 

旅を振り返るにあたって少し違った面からみてみようと考えた。 聴いていた音楽である。 動画があるものは貼り付けてみた。当時の思い出と共に。 スマホやラップトップ等装備は色々あった。ただWAV形式で保存していることと(妙な拘り…)、母艦であるパナCF-R8のHDDを128GBのSSDに換装したことにより、大量に持っていくことはできなかった。

 

●マシン達 iPhone 4s(途中で死亡、寿命か) / iPhone 5c(ドバイで購入、モンバサで紛失・涙) / iPad mini / Panasonic Let's Note CF-R8

 

●羽田 かの香織 青い地球はてのひら   音悪いけどこれしかない 

旅立にはもってこいの明るい曲。出発前の高揚感とか、期待感とか…。 リアルタイムで好きでした。屋敷豪太のドラムスが印象的。アルバム”Extra Bright”は良い曲が揃っていて名盤ではないかと今でも思ってます。

 

ウルムチ(中国) 鄧麗君(テレサ・テン  たとえば 

駅正面にある巨大で鬱蒼とした新疆飯店の薄暗い部屋にはTVがあり、電源を入れると当然ながらCCTV中国中央電視台)がうつる。この旅で最初に見たのはここウルムチで、音楽チャンネルの鄧麗君(テレサ・テン)特集番組だった。 特に好きな歌手がいるわけではないが、あまり抑揚のないメロディに載せて優しく響く女性の歌声とふにゃふにゃした中国語の発音の組み合わせは、実は好きである。

本土だから数多くのチャンネルがうつる。中国の宿の部屋にはたいていTVが置いてあり、そのうちの音乐(音楽)チャンネルをBGMのつもりでよくつけっ放しにしていた。常に何かの音楽祭のように大きなホールのステージで歌っていたのが、今思えば不思議な気がする。(テレサテンの曲はPCに入っていない)

 

ビシュケクキルギスAngélo Debarre  カルテットでの演奏 

ビシュケクの暗い夜道で側溝に嵌りすねをぱっくり割ってしまって病院通いしたことは当時の日記に書いたが、宿泊していたさくらゲストハウスの宿主疋田さんも同じ頃に足を怪我して松葉杖をついていた。時期はもう11月で十分に寒く、疋田さんも午後3時頃にフラフラとキッチン横に煙草吸いに出てくるだけだったが、僕も傷が痛くて外を出歩くことができずに1週間ぐらいダラダラしていたので話をしたこともあった。怪我には気を付けましょうねとか、貴方も歳だからそろそろ足を折りますよ(笑)とか、お互いあまり元気が無いので特に話が弾むことなくそんな他愛無いことを煙草を吸いながら話していた記憶がある。その頃はアンジェロ・ドゥバールのジプシーギターのアルバムをよく聞いていた。

 

 ーーそれ、ジャンゴ・ラインハルトですか?

 ーージプシーギターだけどジャンゴではありません。フランス人だけど別人ですよ。教えてくれた人もフランス語を話す人でした。ジャンゴ・ラインハルトもありますけど聴きますか?

 

アンジェロ・ドゥバールのことは、2006年の旅行中にグルジアのテラヴィで出会ったスイス人のフランソワから教えてもらった。彼とはその後グルジアアルメニアを10日ほど一緒に旅した。ジプシーギターは日本ではあまりメジャーではないのでこの人のことを知っているひとはいないが、意外とキャリアのある実力者のようだ。独特の音色とリズム感、スピード感がたまらない。

 

●チョルポンアタ(キルギス野崎美波  たとえば 

思いのほか長居をしてしまったビシュケクのさくらゲストハウスを何とか抜け出たものの、季節はもう冬。イシククル→アルティンアラシャンをまわるコースを考えたものの、寒くてハイキングやトレッキングどころではない。楽しむことができるのだろうか?既に雪が降っているのだ。

とりあえずチョルポンアタの宿に着き荷を降ろして湖畔に行ってみた。ははは、と思わず笑ってしまったのは辿り着く手前から既に季節外れのリゾート地特有のもの悲しさが漂っていたせいだ。そして水辺にまで出て驚いた。数日前の降雪により誰も足の踏み入れていないマッサラ真っ白な地面が広がっていた。天候は悪く空は暗い雲で覆われている。ひと気の無い白い大地に黒い水面、鉛色の空は、文字通りモノクロームの静謐で冷たい世界、吹きすさぶ寒風。非常に印象強い風景だ。これが冬の中央アジアか。寒さも忘れて暫くの間佇むほかなかった。

町に戻っても必要最低限の商店しか開いておらず、夕食の場所を探すのも一苦労。こんな時期に旅行者なんかいるわけ無いよなと寂しさを少し感じながら、宿に戻り3台ベッドのある広めの部屋で野崎美波のピアノを聴きながらうつらうつらしているところへ、なんと新たな旅行者が到着したわけですよ、既に夜なのに。それも東アジア人、僕と同年代の韓国人ミンス

YOUTUBEには1曲だけアップされていたので貼り付けておきます。この曲が入っているアルバム”Air”も良い曲がそろっていますが、ミンスが部屋に入ってきた時に聞いていたのは”Lamps Of Heaven”の方でした。映画やTVの音楽も作っている人でピアノがメインです。透明感のある曲が気に入っています。

 

●アルマアタ(カザフスタンThe Cardigans - For What It's Worth  今でも好き 

寒い旧ソ連の大きな街ということで10年も前に訪れたリーガ(ラトビア)を思い出した。

ちょうど滞在時にカーディガンズがツアーでやってくるというので、デパート内のプレイガイドみたいなところでコンサートのチケットを買った。アルバム ”Long Gone Befor Daylight” が発表された年のことで、その前のアルバム発表後は実質休止状態だったので活動再開しているとは思わなかった。隣国の街ビュルニュス駅前のマクドナルド店内に置いてあった新聞を読み知ったのだ。

会場は街外れのスポーツ施設、所謂体育館で全席フリースタンディングだった。一人だったこともあり、上手く体を割り込ませて最前列の鉄柵までたどりつくことができた。

久しぶりに見たニーナは髪を黒く染めアダルトな雰囲気になっていたが、歌い出せば昔ながらのニーナに変わりはなかった。僕はデビュー時からずっと聞いていたので知らない曲は少なかったが、その中でいい感じだったのがこの曲。多分新曲なんだろうなとその時思った。

 

その後ウクライナ経由でロシアに入り、真冬のシベリア鉄道で「世界で一番寒い首都」ウランバートルまでやってきて年越しをした。ゲストハウスの宿泊者と一緒にウォッカばかり飲んでいた。他にやることなんか無い。寒さが人をアル中に変えていく様が目の前で展開されていた。

街の中心にある国営デパートのCD売場で何とその新しいアルバムを売っていたので迷うことなくゲット。おかげでこの曲の詳細を知ることができたというわけです。

 

ところでその店ではCD2枚購入すると無料でミュージックテープ1本プレゼントでした。そこで僕はこのカーディガンズの新譜とマドンナのベスト盤を買い、ブリトニー・スピアーズ嬢のMTを貰いました。(どういう組み合わせなんだ?)

ちなみにそれらすべてコピー品でした。国営デパートでそんなモノ売ってんじゃねえよ!(笑)

でもモンゴルだから許す。

 

アルマアタと全然関係ねえやw <続く>