もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。

少し疲労がたまっている

ムルタン、ハラッパ、ラホール 

 

 

前回の旅でもカシュガルで発熱したのは日本出発後ちょうど1ヶ月目の頃だったが、今回もやはり1ヶ月目のラホールで軽く体調をくずす。特別に疲労を感じていたわけではなかったが、この数日はやはり体に負担が掛かっていたようだ。

まず、暑い。冷房付きの部屋に泊まっていないので天井扇だったり壁掛け扇風機を掛けたまま眠るのだが、暑くて眠りが浅い上に、この地には停電という問題がある。ラホールで泊まっている宿では決まって夜中の3時過ぎに電気が止まり自動的に非常用電源に切り替わるのだが、多分波形が悪いせいか扇風機が異音を発する。ので毎日その時間に起こされスイッチを落として再び眠りに入るのだが、すぐに眠れるとは限らない。(1日に平均3回くらい停電するようだ)

 

そんなこんなが嫌になりムルタンに行くことにしたのだが、到着して知ったことといえば、セキュリティの問題により外国人はハイクラスのホテルにしか泊まることができないのだ(ネットでチェックするべし>自分)。3軒まわってそれを理解しムルタンは諦めて、暗くなる前にあわててサーヒワールにバスで戻った。

ところがこの町でも部屋は無いと断られる。たまたま町中に一軒みつけたが言葉がうまく通じないうえ連泊は難しそう。翌日ハラッパへ行きその後はラホール方面に戻ることになるなと思い、その宿に一泊だけということで投宿。そして、夜に来て朝出るまでの約12時間の間になんと4回の停電。2,3時間毎に点いたり消えたり忙しい。しかしパキスタンの電力状況はあの悪いといわれたミャンマーよりひどいかもしれない。

 

翌朝宿で荷物を預かってもらい軽装でハラッパへ。

でもこのミュージアムの展示に外国人料金500ルピーはあまりに不釣合いなので釈然とせず、ハラッパの遺跡込みだと思いたかったが、中に入ってここは普通の村と繋がっていることに気付き、げんなりする。気温も高いし途中でどちらに行って良いかわからなくなるし、気分が悪くなったので木陰で休むことにした。

ハラッパはそれほどのものでもないとは知っていたがやはり期待以上のものではないと考えていたところ、少し前から付き纏われているバイクに乗った初老の男性に再び話しかけられる。この近所に家があり寄って行けとかしつこかったのだが、話を聞いていると最初の印象とは違って結構インテリであることがわかる。サウジの大学を含め幾つかの大学に通っていたとか15カ国語を理解できるとか考古学も勉強し知識もあるとか色々言っていた。もちろん自称なのでどこまで本当かはしらないが、ただその辺の一般人とは英語のレベルが明らかに違うので多少信用してもいいかなという気になった。当方の英語力では答えられない難解な質問をしてくるなどやはり手強い相手だった。以前にパキスタン来たことがあると言うと何が変わったかかと尋ねられた。そうだな、モーターバイクがこんなに無かったねというと、それは6年前に中国の企業が市場に入ってきて4社で競争を始めたからだと彼は答えた。頭金と月々の月賦で簡単に手に入るようになったんだと嬉しそうに答えた。そうか、以前はHONDAとSUZUKIしか無かったもんな。やっぱり中国か… って、そのおかげで騒音も酷いし通りを歩いていても危なっかしいし空気の汚れは酷いし、これでいいのか? この親父何を嬉しがってるんだ。ブルータスよ、お前もか!

 

半ば欲求不満のままラホールに戻りまた同じ宿へ。夕食に久しぶりに肉が食いたくなり近所の食堂でチキンブリヤ二、その後アイスクリーム。夜半に腹痛で眼が覚め、それは出すもの出して何とかおさまったものの、翌日は胃痛と水下痢と微熱。発熱はたまにあるものの胃痛というのは日常生活でも滅多に無いことなので、少し慎重にならざるをえないだろう。ラホールはもう飽きたけど次はギルギットのつもりで長距離バスの乗り継ぎになり体調不良のまま移動するわけにもいかない。未訪問のイスラマバードにでも寄ってみるかな。中国大使館へ行ってダメモトでビザ申請の確認をしてもいい。

 

パキスタンの旅行については最新情報の収集が重要だ。といってもそれ自体がどこにもないが… ペシャワールも2,3の高級ホテルしか外国人を受け入れないし、ラワルピンディももしかしたら同じかもしれない。(セキュリティを保証できる高級ホテルしか外国人の滞在が許可されない街も多いようだ) ペシャワールからチトラールへ行くミニバスはパーミッションがないと途中で追い返されるし、バジェットトラベラーが気楽に旅するにはラホールーギルギット以北しか今は行くところがないのかもしれない。もちろん高級ホテルには泊まることはできるし(地方都市の高級ホテルといっても金額的にはたかが知れてます)、それを続けるつもりがあるかということだ。二度目だし僕にはありませんでした。同じ宿のチリ人が昨日カラチに向かって出発したが、今思うことといえば、本来パキスタンは旅するのに楽しい所なのだから、この地に来た旅行者はこれも何かの縁なのでできるだけ楽しんで欲しいということだけです。

でもまあLPも歩き方も既に7年も改定されていないだけの理由はありますな。