平遥古城 Pingyao Gucheng Old Town
香港（深圳）から太原に飛ぶことに決めた理由は、近くに平遥があることに尽きる。さらに平遥経由で西安までは 中国版新幹線ですぐだ。
平遥は古い町並みが保存された城郭都市。明から清の時代にかけて栄えた商業都市で、多くの古建築が中国国内でも最も状態良く保存されている街といわれている。
この街のことを知ったのはNHKの世界まち歩きで放映していたからだ。大分前に観たので名前など忘れてしまっていたが中国の古い町だったことだけを覚えていた。確か男性、矢崎滋か桂文珍がナレーションをしていたなという記憶があったのでウェブサイトで調べたところ平遥という町だった。
最終日に雪のおまけ付だった。雪の古都もまたいい雰囲気です。でも寒い！
古い町並みを眺めながら気ままに散策するのは本当に楽しい時間だ。特に瓦屋根に木造の造作の組合わせには気持ちが和む。
ただし、歩いていて時折感じるのは、ここでそうするか！と思えるほどの旅行者相手のたくましい商魂だ。雰囲気を台無しにする寸前のところではないかと思えることもあった。歴史の保存と観光商売が平行して堂々と主張を続けているようにみえる。不思議なものである。他国と比べてしまえばあまり褒められることではないとは思うが、ここは中国。彼等に節度や限度というものを期待することはどだい無理なことだろう。もともとそういう気質で三千年だか四千年やってきたわけで、こちらの認識を変えて受け入れるしかないのだ。ま、それが中国を旅する面白さのひとつと個人的にはいえるのだけれども。中国ならこれもありか、と。気が付かないうちに毒気にさらされてしまっているのは自分でもわかっているつもり(笑)。
現在は各施設への入場料が通票（共通入場券）なんと130元のみ！ 以前はあった単票は無くなってしまったようだ。
散策するだけでもいいところですよ。
