もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

建水

建水

 

昆明から建水へ移動する。建水へのバスが発着する南部汽車客運站は地鉄に乗って行くことができるとはいえちょっと遠いので、金額の安い鉄道を使って行くことにした。1日4便、所要時間は約3時間半、料金は硬座で43.5元。この路線は河口北まで近年開通した新しい路線である。建水駅も新しく町の郊外にあり駅前など何も無い状態だ。公交バスが5台くらい停まっていて、下車した乗客をまとめて拾い次々に発車し街まで運んでくれる。一晩しか泊まらないので途中に経由するバスターミナル前で降り安めの宿を近くに探した。

 

朝陽楼から旧市街の方にぶらぶら歩いてみる。中心を通る臨安路に古い町並みが残る。ここも中国なのでやはり新しく作られた建物も多そうだが、他の街ほどのやり過ぎ感はないように思える。ただ現在進行中の再開発工事もあったりするので予断は許されない、か。臨安路は商業地でもあるのだが、文廟より西側の方に歩いて行くと古い建物が残っており落ち着いた雰囲気だった。建水文廟と朱家花園が有名な建物だが、文廟も巨大民居もこれまで他の場所で幾つも訪れており正直いって食傷気味なので、入場料も高いこともありここではパスした。

 

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建水は昆明と河口を結ぶ昆河線(旧滇越鉄路)の支線が経由しており、町外れに古い駅がまだそのまま残っている。線路に下りて内法を靴で計ってみた。3つと少し、うん、メーターゲージに間違いない。駅前にいきなり普通の集合住宅が建っていて驚いた。すぐ横は公安だ。まだ壁に残されている古い時刻表を見るとこの駅を発着する列車は2本、ということは1日1往復だったということか。線路の上面は光っている。旅客列車の営業は終了したが、貨物の運行はまだ続いているということなのだろうか。

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この辺りは烤豆腐(焼豆腐)が美味しいところだ。おっちゃんかおばちゃんが一人付いて、ひっくり返したり場所を移したり手を掛けて焼いてくれる。見た目が薄い狐色に変わったら食べ頃だ。辛めのタレに絡めていただく。豆腐の他に店により鸡蛋や土豆などもあったりする。

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