もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

元阳に棚田を見に行く

元阳(元陽)新街鎮 坝达(壩達)

 

客運站の建物に入る前に横の店で焼豆腐を5つ、2元。出発前のちょっとした腹の足し。

今日は建水から棚田で有名な元陽新街に移動する。新街鎮への直行バスが1時間後にあるのだが南沙行きのバスもその30分前にあるので、そちらを使い乗換えで行くことにする。普通に考えれば出発時間が30分しか違わないのなら直行便で行けばよいのだが、この時は何故かわからないが無駄なことをしてみたい気分だったので、何も考えずに車票を購入。客運站を出たバスは朝陽楼前で満席になるまで30分近く客待ちをしてから出発。谷を見下ろす風景は気持ちが良いが棚田は無い普通の風景。3時間で南沙の客運站に着くものの、10分後に新街鎮を経由する小新街行きのバスが出るというので、昼食をとることができずに出発。1時間で新街に着く。うろうろしていると客引きに呼ばれ客桟に連れてゆかれる。客運站のすぐ近くで清潔だったので値切って決める。

遅い昼食に出ると先程の客引きに再度出会うが、実は彼はタクシーの運転手だった。もともと壩達の棚田で夕陽を見たかったので、彼と交渉して車のチャーターを決める。しかし最初に提示された金額の半分まで下がるなんて、中国の観光地では時には心を鬼にしてでも交渉は値切りまくる必要があるなあ。

 

坝达景区に着くと、雲が多くてあまりきれいな夕焼け空にはならないことがすぐにわかり、少し残念な気持ちになった。でもじっと待っていると山の端に陽が差し掛かる辺りには雲が途切れて明るくなった。棚田が光った。でも少なくとも西側の空が晴れ渡っているくらいでないと、水の張られた棚田は全体としてきれいに見えない。水面に空が映し出されるので、部分的に雲が浮かんでいたりするとあまりきれいに見えないようだ。

第二观景台を更に行くと公道から坝达村へと分かれる舗装道路へ出る。実はその先にも观景台と同じくらいに眺めの良い場所があることを知るのだった。この場所を知っている車が一台だけ泊まっていて三脚を立て写真を撮っている中国人がいた。僕も彼らのすぐ近くで夕暮れの棚田を見下ろしながら写真を撮った。やはりひと気が無い方が気持ちが集中できる。

日没後もしばらくの間佇んで暮れて行く棚田を見届けたかったのだが運転手がやってきて出発をせかす。それほど美しい夕暮れでもないし風が出てきて肌寒く感じられたので、早めに退散してもよい気になった。翌日の日の出も誘われるが天気が今ひとつ信じられないので断る。

 

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