もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

多依树、坝达~箐口

多依树(多依樹)、坝达(壩達)~箐口

 

朝遅く宿を出て町中を散策する。新街镇は丘の町なので坂や階段が多い。インドの北の方でよく見掛けたふうなつくりだが、中国の旅では初めてかもしれない。ダージリン、シムラー、ダラムサラ、みな懐かしく思い出される。少数民族のきれいな衣裳を纏った女性を町中では時々見かける。市場にはもう少しまとまった数の人がいる。

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f:id:pelmeni:20160121182805j:plain退廃的な、何か映画のセットのような眺め

 

一度宿に戻り昼に再び出る。客運站横の小吃で今日も焼豆腐を食べる。飽きがこない。大好きだ。好きなだけの数を食べられるところがよい。ここは8個食べて3元だった。

客運站の前から乗合で多依樹まで行く。途中勝村では市が開かれているため大渋滞で、運転手は町の中を通ることを諦めメインの公道に引き返したほどだ。ちょっと車を降りてみたい気にもなった。

多依树观景台は日の出の棚田の風景が美しい展望台。今日の朝は前日の予想に反して雲の少ない夜明けだったようだ。でも昼間は閑散としている。棚田の眺め自体はいつ見ても美しいものだ。

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30分ぐらい滞在した後、さてどうしようかと考える。町を出たのが昼過ぎだったのであまり長く歩くことはできない。幾つか考えてきたもののうち、坝达から箐口まで歩くことにした。これならゆっくり歩いても2時間程度で済むだろう。まずは坝达景区まで乗合で移動。しかし今度の乗合は勝村で客を乗せなければならないので渋滞の中に突っ込んでいく。市は終わり片付けをしているようだがまだ人出は多かった。

坝达景区からの歩きは、まず观景台隣で公道から分かれる道を坝达村への集落に向かって下りてゆく。集落には入らずに、入口近くの標識に従って全福庄、箐口へ歩いて行くだけである。始めの30分位は山道で、道際に樹木もあるので眺めはそれほど良くない。でも途中から棚田の美しい光景とともに歩くことになる。

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水田のすぐ脇を歩く

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時々作業をしている人を見かける。

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標識には日本語表示もある。この道はそんなに多くの人が通るのだろうか?

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集落を抜ける。人の生活がすぐそこにあって、よい。山歩きではなくこのようなトレッキング(ハイキング)の方が僕は好きだ。

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所々に表示があるので道に迷うことはなかった。ぶらぶら歩いて2時間弱で箐口に着いた。本来ならばここも入域料を取られるのだが、時間が遅いせいか窓口には誰もいなかった。公道まで出て再び乗合を拾い新街へ帰った。