もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

プノンペンからスラエムへ

プノンペンからスラエムへ

  

プノンペンからプレアヴィヒア寺院最寄りの町スラエムへは1日2本のバスが出ている。事前に調べた情報ではソリヤバスターミナルに隣接した一角に表示や乗場があるということだったが、それをみつけることはできなかった。実際はソリヤの近くにあるG.S.T.Expressという中華系のバス会社のオフィス横の歩道に出ている小さなカウンター(机)でバスチケットを買うことができる。バスも出発時間近くになれば目前の路上に停まっている。昼間は人が居ないこともあり、そんな時はGSTの中で尋ねれば教えてくれる。

出発前日夕方にチケットを買いに行ったところ、発車時刻は7時半、8時半とのことで、机の男性はまず一声
   -----(目の前に停まっているバスを指し)このバスに乗るのか?
   -----いえ、明朝の奴で
   -----じゃあ明日の朝は8時にここへ来るように

7時半というのは夕方7時半出発ということなのだ。ただそのバスに乗ってもスラエム到着は深夜2-3時頃になる。地元の人か途中に寄る町への足であり、旅行者が利用できるのは現実的に朝の出発一本のみだろう。チケットは前日購入可能です。

 

朝8時半、バスはGSTオフィス横から定時に出発。七割位の乗車率。普通の大型バスである。平坦な車窓の風景。沿道の民家は皆高床式だ。少し単調な印象。10時半に食事休憩、中途半端な時間は朝昼兼用という意味だろうか。途中の道は特に悪いわけでもない。どこまでも平坦な田舎道をバスは淡々と進み、スラエムまで9時間かかるという話だったが午後4時少し前に着いてしまった。7時間半程度ということになる。

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今日は体調があまり良くない。お腹の調子もアレだし頭痛も軽くするので、宿探しは面倒になりバスが停まったロータリー目の前にあるゲストハウスに入った。5ドルという金額は安いがかなりボロい部屋だ。荷物を置き”命の水”コーラを買いに出たついでに小さな村をさっと一回りする。宿に戻り水回りの照明が切れていることに気付き、陽が暮れる前にあわてて水シャワーだけ浴びておく。よく見たら洗面台も便器に便座も何も無い。久しぶりだわこういう超ベーシックな宿。東チベットチベタン宿を思い出したが水回りが乾いていて清潔なだけでこちらの方がとてもマシに思えた。

その後は、ロータリーに面したテラスでまどろむ。風がゆるゆると吹き抜け居心地が良かったので暗くなるまでずっとぼうっとしていた。そして灯りが点き始めた表へ夕食をとりに出る。いかにも東南アジア的でとりとめのない、大好きな時間の過ごし方だ。

 

 

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【移動】 
プノンペン→スラエム バス10USD 朝8:30発  16:00頃着

【宿泊】 
・SROR AEM SREY NAT GUESTHOUSE 1泊5USD (A/C無 トイレシャワー共同)
他にロータリーから徒歩2、3分の範囲に2軒ほどゲストハウスの看板を見掛けた。どちらも新しい建物で綺麗そうに見えたのでそちら行っても良かったかな。