もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

リシケシュ

リシケシュではラクシュマンジュラに宿をとっているが、吊橋を渡った向こう側ではなく、北側の少し静かで周囲には普通に民家があるような場所にあるホテルに泊まっている。わざわざ毎日坂を下り橋のほうでぶらぶらしているのだが、それほど面倒なことには感じられない。

今回が最初のインドだったら、その猥雑で騒がしく多少ツーリスティックなエリアに自ら好んで飛び込んでいっただろう。リシケシュのような有名な場所では特にそう。おそらくもっと安い宿を見つけるだろうし、多くのインド人や外国人旅行者の中にいることで旅というものを実感しているだろう。事実最初の時はいつもそうだった。初めての体験に夢中になっていたということだ。

今は、ある程度インドのことはわかっているので、そのような喧騒とは多少距離を置きみつめていたい時もある。

滞在しているホテルのテラスからは流れてくるガンガーとその先の山並みが遮るもの無く一望できる。また畑仕事や建物の建設や細い道の往来など、村の人々の営みも幾らか見て取ることができるので気に入っている。持ってきた文庫本を読む余裕がようやく出てきた。今まで結構急ぎ足で来た分多少疲れもたまっていて、ゆっくりしたかったのでちょうどよい。


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