もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

過去旅〜パスポートNo.1

7月になっていた。
当初次の出発はは旅の疲れを一度落としてから3ヶ月後くらいに… と考えていたが、
今年は7月初頭からラマダン。

以前ラマダン期間をフルに現地で過ごしたことがあり、
僕だってそんなにモノ好きな人間じゃないから、2度目の経験は必要ないだろう。
相変わらず暑い夏をやり過ごしてから…

とりあえず過去旅を振り返ることにした。手っ取り早いところで、パスポートのビザから。
現在所有しているパスポートは4冊目で、すべて5年物。特に理由はない。

最初にパスポートをとったのは大学生の時。旧型の大判のやつ。切替少し前だったようで、2回目の旅行時一緒に行った友人は新型を持っていた。2度とも西側ヨーロッパだったため、ビザをとる必要の無い国ばかりだった。




ここで思い出を一つ。

旧式パスポートの顔写真のページは、透明シールを貼る箇所が顔写真の部分だけだった。そのため、僕はサインを漢字で記入していたが、すぐその下に鉛筆でアルファベットのサインを書き加えていた。何か言われたらすぐ消すことができるように。

さて、イタリアはヴェローナの銀行で両替をしようとしたときのこと。
最初に僕が行い、問題無く両替が済んだ。
続いて連れの友人がたのんだところ、窓口の姉ちゃんは彼のパスポートのページを一目見るなり
「あたしにはわっかんないわ〜」
といった感じでパスポートを突き返してきた。何か抗議したはずだが言葉がうまく通じなかったせいもあり諦め、結局別の両替所で事を済ませた。彼のパスポートはページ一面シールされた新型パスポートで、漢字でサインしてあった。
確か当時は、漢字でサインすると相手に理解されない事がある、といわれていた。現在は聞かないけどどうだろうか。

それ以来僕はずっとアルファベットでサインしている。

psp01.jpg
右が現行のICチップ付パスポート

pas02.jpg
透明シールの変色が時代を物語る