もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

ドゥシャンベ

ドゥシャンベ



何が、というわけでもない小さめの首都。
あるものといえば、いつものソビエトチックな3点セット。幅の広い道路。巨大に育った街路樹。むやみに多い公園。
でもそれでいいじゃん。観光スポットがあるわけでもない街には別の楽しみもある。


夕方になり公園の噴水にきれいな色の照明が点く。空いているベンチに腰を降ろし、暫くのあいだ鞄の底で忘れられていた煙草を久し振りに引っぱり出して吸い始める。多少暗いかなと思われるものの、人々が楽しそうにそぞろ歩きをするのを眺めていると、次第にこちらも幸せな気持ちになってくる。
普段多くの人の中に紛れて生活している人間にとっては、旅に出てもたまに出会うこういう場所にほっとするのだ。かつての日常のカケラのようなものを遠く離れた地で思い出し、多少人恋しい気分になったりもする。


あとは何よりもロシア料理!
羊肉と脂にまみれたパミール料理に負け始めていた体にとっては、「生野菜のサラダ」とか「ボルシチ」とか、見ただけで嬉しくて失神しそうなメニューだ。山から街に下りてきたことを実感する。



町中のネット屋に入るが壊滅的に遅くほとんど何もできない。これで金とんのか! 近くの席にいた青年はここで何をしているのだろうかと思った。ところがコーヒー飲むために入ったセガフレード・ザネッティのフリーWiFiが意外と良い。特別早いとは感じないがここでこれだけ出れば十分だと思える程。でも、この店の一番のセールスポイントは案外、世界中で知られているそのエスプレッソの味よりも、この地では信じられない程のトイレの清潔さかもしれない。

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【宿泊】Dushanbe
・META homestay 一人20USD 宿泊者は他にいなかった  
一家に親しい客が来るらしく夕食に誘われたが、腹を壊していたのでを断わらざるを得なかった。せっかくの機会だったのに残念!
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