ラリベラ
翌日は空室がないとホテルのフロントで前夜言われたが、実はあった。全室なんか埋まっていない。何故だ? エチオピア人はいい加減な奴らだと気付き始めたが、今後も万事この調子でいくのだろうか。 そのうえ本日からハイシーズン料金を適用とのこと。足元を見てふっかけてきたので困ったが、あと一晩だけなので二人で幾らかディスカウントして延泊を決めてしまう。でも3倍って、エチオピアでもリゾート地並みの料金体系があるのか?
しかし町中には人が多い。教会群のまわりも人で溢れている。彼等はエチオピア中からクリスマスを祝うために集まっているとのことだが、そのほとんどが簡易テントか野宿なのだから驚きだ。いくら寒くないとはいえ…
午後から教会群へ。リー君とガイドを雇うか迷う。言い値が少し高いのは今日がもう祝日だからだろう。現地事務所に日本人のカップルがいたので誘うが断られる。ガイドを見つけて交渉すると金額を下げてきたので250ブルで手を打った。
少々聞き取りにくい英語だったが、こういう建物群の場合、教えてもらったほうが理解が早い。同じような外観、内部、印象のものが多いので、自力で廻っていたら途中で分からなくなって飽きてしまう。
有名な聖ゲオルギウス教会。よくこんな作り方をしたものだというのが第一印象。単純に石を積み上げる方がはるかに楽だろうに。宗教的、精神的な理由が存在するに違いない。岩盤を刻み掘り抜いた空間に籠もる薄暗い空気や醸しだされるオーラのようなものを、この宗教空間に求めていたのだろう。
上から見た十字形は見事だ。
唄ってお祝い
全部で12の教会をめぐったが、聖ゲオルギウス教会以外は各々の違いを思い出せない…
日没を眺める。美しい時間を多くの人と一緒に分かち合う喜び、みたいなもの。