もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

ジブチシティ

ジブチに行ってきた。一応港湾都市なので港はあるが、街の中に浜はない。いや、ちょっと歩けばあるが(到着直前に列車内から見えた)行くのが面倒だっただけ。

 

本当はアフリカ大陸最低標高のアッサル湖に行きたかったんだけど、公共の足は無いので車をチャーターしなければならない。旅行代理店らしき所で訪ねても1台300USDと言われ、ちょっとなあ… ということで、どうしようか考えながら公園でぼうっとしている時にとある男性と知り合った。以上のことを話すと、彼をは運転手を知っているというので話を聞きに彼に追いてゆくと、行き着いた先はどうみても売春宿みたいなビル内の一室だった。だらしない格好をした女もいるw。これはヤバイと察し逃げるようにその場所を去った。なんだかなあ。

アッサル湖には行かなかった。物価も高いし、ここはあまりインスピレーションの湧く場所ではなかった。少し疲労もたまっている。

 

 

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ヨーロピアンクオーターは整然としていてちょっと小奇麗な街並み。古いよろい戸、アーチ状の開口、連続するアーケード、苔むした古壁… 新しく修復された幾らかの建物は本来の美しさを取り戻し、気持ち良く適度な濃密さを感じる。でもヨーロッパ人が居るわけではないみたいだ。パン屋とかケーキ屋、カフェ… ないない。フランスの残り香は少ない。食事でも何でも値段が高い。スーパーマーケットにはフランス製品が多かった→やはり結構高価なものが多い。

 

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アフリカンクオーターは対照的にどこもこんな感じ。雑然としていてゴミが多く埃っぽい。場所により下水臭が漂う。ヨーロピアンクオーターと隣接しているが、1本の通りを隔てて世界がハッキリと変わる。でも特に雰囲気が荒ぶ訳でもない。安食堂があるのはこちら。手造り感あふれる簡素な看板に読み取ることのできるフランス語が何だかちぐはぐな印象。街の中心ではジャパン?とくるが、こちらではチャイナー、と呼びかけられる。でも単なる陽気な挨拶みたいだ。

 

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こんにちは! 写真ですか?

街には何となく人の好い感じの親父が多かった。

 

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いや、そんな顔されても…あなたが勝手に入ってきたわけで…僕は向かいの面白い看板を撮ろうとしていただけなんですよ…

 

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おかげで昼下がりは静かです

 

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街中にはイエメン料理屋が何件もある。置いてある魚から自分で選び焼いてもらう。種類、大きさによって値段は違ってくるので事前に確認。写真は小型の鯛みたいな白身魚。焼いただけなので日本の焼き魚と同じ味。ただ焼き過ぎ! 薄いナンも美味しかった。コーラを付けて3.8USD。

 

 

【宿泊】

Hôtel de Djibouti 6300DiF(≒35USD)