午後から町の散策。
ツーリスティックではあるのだが、落ち着いた雰囲気もある。その姿を眼にする度に、五つある鼓楼へは幾度も足が向いてしまう。何か心を惹かれるものがあるなあ。
町中には比較的新しい建物も多いのだが、それらは皆木造の切妻瓦屋根という同じ形態であり、濃目で落ち着いた茶色の塗装がなされている。中には表通りに目立つAC室外機まで茶色く塗っているのも見かけたが、そこまで徹底してこそ、この統一感があるのだろう。ちょっとやりすぎ感はあるのだが。でもよく見ればそれぞれの住居の造作は違っていて、そこそこの多様性を感じ取ることはできる。
山の樹木と川の水に木造の建物は静かに調和している。