もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

成都で一仕事

成都で観光ビザ延長

 

 

成都に着いた翌朝早速市公安局へ出向きビザの延長を試みる。地鉄を天風広場で降り、マオ像左手にある建物の裏側が出入境管理処なので3階までELVで上がる。受付でその旨を伝えるとDutyOfficerの部屋に通された。ここで幾つか質問されるのかと思いきや、実は幾つかではなく延々と1時間半も話が続いたことには驚いた。といっても詰問されるような感じではなく、終始和やかな雰囲気で進んだので緊張はしなかった。

主な質問は、何故出入国を繰り返しているのか(日本人だからノービザ15日滞在が楽なんですよ)、何故今回はビザの延長を申請するのか(この地域をもっと知りたいんですよ、中国は広いから時間が足りない)、何故アフリカの様な危険な地域ばかり行ったのか(ビザが貼ってある国は観光客が大勢訪れる場所ばかりですよ)他の地域には行かないのか(以前のパスポートで行ってますよ)…、この頁が増補され汚いスタンプ満載聞きなれない国のビザが貼られまくりのパスポートの効果はテキメンだったようだ。担当官は途中別件で退席、その間は隣席の女性が代わって質問をするが、日本での住所とか、家族とか、どうでもいいことばかりで思わず笑ってしまいそうになった。明らかに向こうの方が緊張している。やがて戻ってきた担当官が今度は、君のバックグラウンドが知りたいといい職業やら日本での生活やら色々なことを尋ね始めた。それも問い詰めるような感じではなく時々談笑しながらあくまでも仕事ですよといった感じで進めていった。そしてパスポートと宿の宿泊証明書を持って別室に行き、戻ってきて一言、

 -----あなたのビザは1ヶ月延長されます

この言葉を聞くためにこの数日間どれだけ気を揉んできたことか。でも何で1時間半も掛かるのだ?インタビューの内容なんて考えてみれば30分で済むような事ではないか、まったく。でも、まあ中国だし、そんなものか。その後書類に記入して支払いカウンターに赴く。160元だが彼等は40元の釣りをもっていなかった。他の人は皆銀聨カードで支払っていたので現金を受付ける準備などしていない様だ。ここでまた30分を要し、結局手続きがすべて終了するまで2時間もかかった。顔写真まで印刷された引換証をもらい、ようやく終わったという脱力感と共に建物を後にしマオ像の前を横切る。受け取りは7営業日後。時間は掛かるがその間東チベットを廻るにはちょうど良い時間だろうと思った。帰りがけに陳麻婆豆腐へ寄り昼食をとる。

 

f:id:pelmeni:20180914234300j:plainこれが当面の間のビザの代わりに