デジカメが普及する前は旅行にはもちろんフィルムカメラを持って行ったのだが、フィルムスキャナーなるものに興味を持ち2000年頃から購入してきた。当時はニコン、キヤノン、ミノルタから数種類ずつ発売されていたが、フラットベッド式と違い元々高価な物だったため一番安いクラスのものしか買えず、画質も満足できるものではなかった。まだネットオークションで気軽に中古を、なんて時代でもなかった。一眼のデジカメにスライドデュープ用の装置を付けて複写したりしてみたが何かしっくりいかなかった。そのうちにVueScanなどのフリーソフトで画質が向上することを知り、やがてサードパーティー製のソフト(これは金額をとる)でまあまあ満足できる結果となった。この組み合わせが揃ったのは2,3年前だったが最初のうちは手探りでやり方をおぼえ、ようやく昨年の暮れぐらいから本格的にスキャンを始めた。といっても暇な時に時間をみつけてやっているのでいつ終わるのだろうか。数えたことはないが多分2000枚以上はあるはずだ。全部スキャンしたいのはやまやまだが、古いスキャナなので終りまでは物理的に耐えられないのではないか?
フィルムスキャナ;ミノルタ DiMAGE Scan Elite 5400
スキャナソフト; LaserSoft Imaging SilveFast SE8
ソフトが優秀。細かい設定ができるので結構思い通りの絵にすることができる。ゴミや傷の除去能力も優秀だ。ただ機器的には古く、遅くて音もうるさい。もしかしたらどこか劣化しているかもしれない。基本的に画質調整は必須で時間が掛かってしまうのは致し方ないところだろう。メーカーからアマチュア向けのきちんとした35mmフィルムスキャナが発売されていない今となっては、これで何とかやっていく他はない。(なおこのソフトは汎用品ではなく機種毎に対応したものなので、壊れたら同製品を探してくるしかないのです。)