もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

10/6 ムルガブでトレッキング

10/6 トレッキング



同行のフランス人夫婦がトレッキングに行くべく、ドライバーと車のチャーター金額を交渉しているが中々まとまらない。タジキスタンはガソリン代が高いせいで車代がとても高くつくのだ。この地の生活水準からみて車代が突出して高くなり、そのあたりが彼等にとっては感覚的に許せないらしい。
何でもデルタ航空を使えばパリからインドのニューデリーまで400ユーロで来ることができるらしく、終いにはそのことを持ち出し比べてアレコレ言っていた。もちろん、真面目な比較の対象かといえば「?」で、半分は冗談のつもりなのだろうが、それほど英語が流暢でないドライバーに真意が伝わっていたかは疑わしい。(笑)


そこでとりあえず、近くの山に1日だけのトレッキングに行かないかと彼等に誘われた。まあ、やることは無いので参加すると答え、総勢5人で出発。

しかし、、、トレッキングというよりはクライミングに近いものだった。ロンプラのセントラルアジア編p.400の地図中ムルガブのすぐ隣 Gumbezkul pass(4731m) とあるところのようで、いや、もう疲れまくった。
頂上近くでは完全に息が上がり、帰りは膝がガクガクになり、翌日は完全休養日になってしまう程だった。
でも上からの眺めは絶景で、全てを含めて本当に良い体験となった。
ただそれは後になって言えることで、帰りの車にたどり着いた時は完全に消耗しきってぐったりしていた。


フランス人夫婦は既に7ヶ月も旅を続け、いろいろな所でトレッキングをしている。でもこちらは日本を出てまだ1週間、まったく旅の体になっていないのだよ。おまけに高地。そりゃ無謀だわな… などぼんやりと考えながら、誰もいないがらんとした部屋で横になり天井を眺める。
眠ろうと思ったが、何だか気分が高ぶり眠くない。まだ体が高地に完全には順応していないのだろう。

うつらうつらしていたら遠くの方で日本語の声が聞こえる気がした。それも女性のようだ。
はっと体を起こすと、確かに小柄な日本人女性が部屋の入口にいた。どうやらオシュゲストハウスからの後発隊が到着したようだ。


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強風で服が膨れている。
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