もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

中国で泊まった宿 その3

中国で泊まった宿 その3

 

 

今回の旅でこれまでに泊まった安宿です。中国で安宿を探すと外国人宿泊不可の所が多いので面倒になり、青年旅舎がある街は迷わず青年旅舎に決めてしまった。ドミトリーは30-50元、部屋では80-130元位とみていた。部屋外の共同トイレシャワー、暖房設備はシーツの下に敷く電気マットのみが殆ど。たいてい洗濯機が置いてあり10元位で使用可。

中国では、外国人は外国人登記を行う決められた宿にしか泊まることができないので、そのような宿泊施設を探すことになります。とはいえこの国を旅行する際はそんなこと常に従ってはいられません。お金さえ払えば泊めてくれる安宿はあります。鉄道駅やバスターミナルで客引をしている宿はたいてい、宿代を支払ってもらえれば誰でもいいから泊めたいと考えています。互いの目論見が一致する(笑)そのような宿に泊まるかどうかは各自の判断にて決めてください。僕も実際3回に1回くらいは部屋見て断っています。※公安の取締りの厳しさは地域によって異なるみたいです。例えば貴州は厳しかったけど雲南は外国人登記なんかどこも気にしていないみたいだ、とか。

*印のある宿は外国人登記なし(多分)

ご参考までに。<情報は滞在時(2015.12)のもの>

 

■夏河

卓瑪旅館(Tara Hotel) 部屋・双人房60元(交渉後)(トイレシャワー共同)

西寧の寒い宿で風邪をひいたので青年旅舎のドミは避けこの宿に宿泊。老板は普通に英語を話し日本が好きと言った。ラプランに近く立地が良いので以前から外国人も泊まっている古い安宿。同じ時に泊まっていたチベタン達は昼間から酒を飲んで酔っ払ってフラフラしてるは水洗トイレで糞を流さないはで、自分の中のチベタンに対する評価が一気に変ってしまった。

 

■郎木寺

新旅朋国際青年旅舎* 6人ドミトリー40元(水道なし)

新しい宿だが水道が通っていない。洗面台もシャワー室もバーも用意されているのに…来シーズンはどうなることやら。宿泊者がいないせいか部屋の整理整頓もなされているとは言い難い。本家の旅朋国際青年旅舎は冬季休業中だった。他にもう一軒冬でも開いていそうな青年旅舎がある。ちなみに郎木寺賓館は閉鎖。

 

 ■松藩

江青年客桟* 部屋・双人房80元(トイレシャワー付)

ロンプラにも紹介されていたところだが名前が少し違っていて、あまりやる気が感じられないのは冬季で暇だからか?経営者が変わったか? 部屋は広くてきれいで快適で無問題。客運站すぐ横の良さ気な宿は多分冬季休業中。

  

■九塞溝

九郷賓館* 部屋・双人房100元(交渉後)(トイレシャワー付) 

バスターミナルから町中まで20分以上歩くので面倒だなと考えていたところ、ちょうどいい具合に客引がきたので金額交渉をして連れて行ってもらった。ここは普通の立派な賓館でした。町中にyhaを含め青年旅社は数軒あります。

 

 ■成都

熊猫夫人青年旅舎(Mrs.Panda Youth Hostel) 6人ドミトリー30元、4人ドミトリー35元

受付とコモンスペース、カフェ以外は同じ敷地内にある2つ星ホテル交通飯店の2,3階を間借りしているため部屋はきれいで静か。新南門汽車站のすぐ横にありそこ発のバスに乗る場合はとても便利。周囲に商店が多い。

 

拖板鞋青年旅舎(Flipflop Lounge Hostel) 6人ドミトリー45元

繁華街からほど近い立地にもかかわらず周囲には普通の商店や食堂も多い。結構規模は大きい宿。10人ドミもある。コモンスペースがだだっ広くて居心地が良い。もう少し安かったら長居できると思った。

 

■康定

名無し住宿その1* 部屋・単人房60元(トイレシャワー別なら50元) 
名無し住宿その2* 部屋・双人房70元(交渉後 2人でシェア)

どちらもバスターミナルの客引に連れて行ってもらった住宿だが、偶然にも同じ集合住宅内にある住戸を改装した別の住宿だった。共に意外ときれいで室内の水まわりも狭いが清潔だった。すぐ近くに知らない青年旅舎がある。

 

■甘孜

鴻福旅館* 部屋・双人房50元(トイレ共同)

チベタンの雰囲気がある部屋には先客がいたため普通の(独房の様な)部屋に泊まった。老板に頼まないと洗面台の水が出ない日があった。男子トイレの個室に糞が溜まり過ぎたため施錠され使用禁止の時があった。暗くて汚れていて寒かったので長居は無用な所だ。でも隣の宿(隆達旅社)より電気マットがあるだけ冬はマシかも。バルコニーにシャワーブースがあるがホットシャワーが使えるかは…判らない。なんせ停電も多いから…。でも甘孜には温泉街があるのだ! まあ、寒くなければ印象は違うと思う。

 

■ラルンガルゴンパ

喇荣賓館 4人ドミトリー45元(トイレ共同 シャワー無し)

薄い空気の中、丘を上る必要があるが、その分見晴らしは良い立地。賓館なので建物は大きく内部はトイレ以外はきれい。wifiがあるが僕等が泊まった部屋だけのようで、別の部屋にいる中国人がよくゲームをしにやってきた。食堂はあるが簡単な快餐だけ。何度も言うが受付にいる英語を話すおねいさんは親切で美人だ。

※丘を上りたくなければ手前の方に招待所あり。漢人が泊まっていた。

 

 ■色達

金馬紅夢賓館* 部屋・双人房100元(2人でシェア)(トイレシャワー共同)

賓館を名乗るくせに内部はとてもくたびれている。家族経営のようだが中国にありがちな結構適当で大雑把な雰囲気。ずっと停電だったせいか水も出なかった。ホットシャワーもあるのに残念。でも魔法瓶に入れたお湯はもってきてくれた。隣はジェネレータを持つ淋浴。

彼岸花開国際青年旅舎は冬季休業中だった。一本裏道にある雪域青年旅舎は水が出ないと言われたのでパスしたが、当時の色達の町中では停電水無しは結局どこも同じだったということだろう。

 

■丹巴

丹巴扎西卓康国際青年旅舎 部屋・双人房50元(会員料金・2人でシェア)(トイレシャワー共同)

受付け前のコモンスペースは居心地良く感じたのは、単にそれまでが辛かったせいかもしれない。他は普通のホテル型ユース。裏手を流れる川に面した部屋だった。客運站や町の中心からは少し離れている。この町には流しのタクシーが多く意外と安かった。

 

(続く)