もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

ソマリランドへ行く

ハラールハルゲイサ

やくみつるが新婚旅行で訪れたことでちょっと話題になったソマリランドへ行く。当時はずっと護衛の兵士付きだったらしいが、現在は全ての場所でということではないらしい。

 

 

【ビザ】

必要。どこの国でとれるのかよくわからなかったが、まあ、この辺りを旅する人はたいていエチオピアを訪れるだろうから、アジスアベバが近くて便利だろう。

シングルエントリー、申請日より1ヶ月有効、ビザ代40USDと写真1枚必要。
ソマリランド連絡事務所(Somaliland Liaison Office)にて即時発行。

 

【交通】

エチオピアのハラルからバスを乗継ぎ国境へ(後述)。国境からは乗合タクシーハルゲイサへ行くことができる。またはジブチティーから乗合4WDで一晩かけて50USDくらい。

 

 

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朝9時半頃ハラルのバスターミナルへ。ジジガ JIGJIGA 行きの車は停まっていない。もう少し早く来るべきだったかなと思う。人に尋ねるとここで待っていろという。少したつと呼びこみが始まったのでほっとした。アフリカでは早起きが基本なのである。それもできるだけ早く、無闇に早くてもよい。

10時40分にバスは出発。2時間でジジガに到着。このバスターミナルも非常に混乱している。次のバスは早々に出発しそうで食事はできそうになかったので諦め、コーラだけ買って喉を潤す。「ワッチャーレ、ワッチャーレ!」と呼び込みをしている車に、これでもかと思われる程に詰め込まれ13時45分頃出発。国境まで行く人間がこんなにいるのかと不思議に思った。

何もない平坦な台地を淡々と走り1時間でトグワジャーレ TOG WAJAALE に着く。バスを降り1本道を国境まで少しだけ歩く。

 

f:id:pelmeni:20160905224714j:plainf:id:pelmeni:20160905225635j:plainジジガのバスターミナル

 

f:id:pelmeni:20160905224808j:plain国境近く。ゴミの散乱が目に余る。乾燥はしているがキタナイ。国境は枯れ川のあたりだったのか?

 

両国のイミグレでスタンプを押してもらう。これで「謎の国家」w ソマリランドに晴れて入国。いや、国なのか? 日本人が珍しいのか国境職員に色々話しかけられた。イミグレ前にタクシーが待っていてこれでハルゲイサまで行けという。普通の乗用車タイプの後部座席に4人も押し込もうとするがそれは無理というものだろう!(※でもその無理をに可能にするのがアフリカだということを後に知ることになる)結局人が集まらず後席は3人で出発したが、その分料金が割高になった。一人ごちゃごちゃ言っていたが多数決で押し切った。もうどうでもいいや、早く行け、という気分。

道無き荒地を前走の車の轍のみをたよりに20分くらい走りようやく舗装道路に合流する。あとはひたすたハルゲイサを目指すのみ。低い灌木や乾いた樹木がちょぼちょぼと現れたり消えたり、平坦な地形がずっと続く。遠くの山並みを横目に乗合タクシーは一本道をひたすら走る。

ハルゲイサ HARGEISA のマーケット内に乗合は着き、他の乗客と共に別のタクシーに乗り換えた。そしたらなんと無料でホテルまで連れて行ってくれた。いや、この国の人ものすごく親切なんじゃないか?というのが第一印象だ。良い印象で良かった。エチオピアではこれが悪くて結局最後まで完全に覆ることは無かった。

ホテルのハドワナーグはシングルが満室だったのでダブルに泊まる。受付の若者もとても親切だった。会う人皆親切なのだが、実はこの国ではこれが普通なのだろうか?エチオピアの後では何だか狐につままれた気分だ。実際のところ彼の国で少し人間不信におちいっていたのかもしれない。

今日は移動日。無事トラブル無く目的地に辿り着くことができ気分が良い。こういう時は疲れていても疲れを感じないものだ。

 

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f:id:pelmeni:20160905231044j:plainソマリ語のグーグル!

 

移動

・ハラル→ジジガ ミニバス 25ETB(エチオピアブル)
・ジジガ→トグワジャーレ ミニバス 30ETB 荷物代5ETB
・国境→ハルゲイサ 乗合タクシー 210ETB/席←ブル払い可

 

宿泊

・ハドワナーグ Hadhwanaag シングル/ダブル 10/15USD