もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

丹巴へ行くため康定まで戻ってしまった

色達→康定

 

 

僕とM君の次の行き先は丹巴なので一緒に行くことにした。ただ色達から丹巴へ直行する車は無く、炉霍か八美あたりで乗換えなければならない。前日のうちに当たりは付けておいた。客運站の售票处では翌日発のバスは全て席が無く翌々日なら有ると言われたが、それは隔日運行なのかもしれないなという推論に達した。近くに乗合の溜まり場があり、成都行きを翌日朝6時に自分が出すということを停まっていた車の運転手から聞き出した。炉霍や八美を経由するという。

でも、早起きして真っ暗でひと気の無い中を乗場に向かったが車は居なかった。昨日の話は何だったんだろうと訝しがりながら寒さに震えながら待つが状況に変化は無い。表通りの広場へ行くと車を待っている人がいたので尋ねれば康定まで行く車が8時にあるという。しばらく待つと2台のミニバンがやってきたので料金を尋ねる。炉霍まで70、八美まで150、康定へは170元だという。やけに割高だと感じたので交渉をするが変わることはなかった。こんな小さな町では車を一台逃すと次があるか判らないので、少し考えて康定まで行ってしまうことにした。そこで一泊すれば翌日早朝のバスで丹巴へ行くことができることは確認済みである。できれば今日中に着きたいところだが、他の町では同日乗換えが出来るかは着いてみないとわからない。多分同じように一泊することになるのだろうなという気がしていた。八美からの方が距離は近いが、康定の方がまともな宿がありそうな気がしていたのも事実である。ていうか、寒過ぎて頭が動いていなかった。

 

車は朝8時頃出発、途中炉霍で昼食休憩。その後出発、と思ったら何やら別の車に荷物を移している。先に出た車と共に康定へ行く客だけをまとめて別の車で出発するということだ。運転手も代わるのでここまで運転した彼には70、新しい運転手に100元を払ってくれという。要は炉霍で乗合を乗換えるということだ。直通ではなく、色達から炉霍までが70元で炉霍から康定までが100元ということなら、距離や時間を考えれば特別に割高な金額でもないのだが…。

康定までは数日前に通った道を逆戻りだ。来る時は雪は地面にほとんど見られなかったが今は雪化粧である。車内には明らかに漢語ではないチベタンのポップミュージックが流れていた。何度も繰り返すのでサビの部分を覚えてしまったモノもある。あれは何という曲なのだろう。ようつべで調べることは出来るだろうか。

 

結構時間は掛かり午後5時過ぎに到着。バスターミナルの近くに青年旅舎があるはずなのだが見つけることができなかった(後日近所に発見)。うろうろしていると客引のおばちゃんがやってきたので、ついていったところは前回泊まった住宿と同じ建物内の違うところだった。やはり同様に一住戸を数部屋の住宿に改装してあるもので内部も同じようなつくり、少しだけきれいかもしれない。一晩過ごすだけで早朝出発なのでM君が交渉して10元落とし部屋をシェアすることにした。久し振りにまともな部屋に泊まれる気がする。

 

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のどかな牧草地帯も冬は幻想的なモノクロームの世界