もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

ジャフナのスペシャル・ドーサ


他のスリランカとは違う雰囲気があるというジャフナには、ぜひ行ってみたかった。

宿で自転車を借りた。一日サイクリングするにはちょうど良い町の大きさだった。
内戦の跡は幾分残っているものの、中心部は活気にあふれ、それとは対照的に緑の多い周囲の住宅地には落ち着いた静けさがあり、あてもなくペダルをこぎ続けた。細かい装飾に眼をうばわれるヒンドゥー寺院。廃線跡や廃墟同然の鉄道駅舎などマニア心をくすぐるものまで用意されている。それでいて、出会う人々は皆陽気で優しい。昼食のライス&カリーも良い店にありついた。

実はここは普通の町なのだが、今まで観光地ばかりを回ってきただけに、久しぶりに普通の人々の生活に接する時間を持つことができたことは、正直嬉しい。
要塞とか、遺跡とか、寺院とか、それはそれで面白いのだが、高カロリーなものばかり食べ続けているとゲップが出てしまう。ようやくさっぱりとした生野菜のサラダにたどりつき、ほっとしているような状態かな。



* * *

宿の親父に教えてもらった南インド料理ベジタリアンレストラン、マンゴーズ(ガイドブックにも載っています)。僕としては珍しいことだが、二晩続けて同じ料理をたのんだ。それほど気に入ったということ。名前は単にマンゴーズ・スペシャル・ドーサ。外身は普通のドーサだが中身が違う。入っているものは、タマネギ、青ネギ、青トウガラシ、鷹の爪、そしてチーズ!。見掛けは普通だしとりたてて珍しいものが入っているわけでもない。でも食べてみれば、幸せ一杯! 値段はマサラ・ドーサの倍近いがそれでも280ルピー。

この一品だけで、ジャフナという町はずうーっと僕の記憶の中に忘れずに残ることだろう。




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