もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

霧のクウェートタワーズ、ひと気の無い街歩き

霧のクウェートタワーズ、ひと気の無い街歩き




クウェートティーは特に観光地ではないので、ここくらいしか行くところはないのでは?

ところが、海沿いはこの日は濃霧。それも、ものすごい。しばらく周囲をぶらつき、時間が経てば晴れるのではないかという淡い期待は、更に濃くなるという状況に、打ち砕かれた。今日は退散しよう。
帰りのタクシーの運転手がいうには3ヶ月の間クローズド、アラビア語で看板に書いてある、と。
確かにタワーにはひと気がなかったが、それは霧で視界が全く無かったせいなのか、それとも単に中に入れないせいなのかは、わからなかった。周囲にぶらぶらしている観光客は幾らかいたけれども。

そこで街に出てきたのだが、スークを除けば人出もまばらで、中心街など歩いてる人がほとんど見当たらず気持ち悪く感じられるほど。ショッピングセンター内の店もみな13~17時の間は閉めてしまうのだ。午後のお休みは夏季の酷暑の湾岸諸国に共通している習慣のようだが、ここクウェートティーが一番徹底しているようにみえる。冬なのに… 僕とはあまり気の合わない場所かもしれない。
ところが、そんな中でも、インド人の店が入っているショッピングセンターの内外だけは常に混みあっている。人通りの全く無い街中に、異常に密度の高いインド人エリアが点在しているのが、なんだかおかしく、とっても妙だ。

もうひとつ。他の国と同じくクウェートもいろいろなところで工事中なのだが、何か、雑然としているというか、工事現場の整理がなっていない。思い返してみれば、他の国の現場の前を通っても特に違和感を感じることはなかった。それは日本とはそれほど違わない程度に現場の整理整頓がなされている(基本!)ということだが、ここでは仮囲いがはがれていたり、資材が道端に散在していたり、はっきりいって、汚い。まるで、インド… それ以上の言葉は要らないだろう。おそらく管理する側のクウェート人が外国人労働者をうまく管理しきれていないのだろうと思う。

あまり気分よく歩き回る気にならないのでバスで早めにホテルに帰る。

といってもクウェートが面白くないわけではない。


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