もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

マラケシュ急行

明るい雰囲気のラバトに一泊した後、マラケシュまで来た。

マラケシュといえば、クロスビー、スティルス&ナッシュの「マラケシュ・エクスプレス」である。
列車に乗っている間、その軽やかなリズムとメロディが頭の中を流れていた。
♪ Take the train from Casablanca going south …




マラケシュは大きな街だった。
到着した駅からして近代的で、タクシーの中から眺めた新市街も明るく開放的だったが、有名なメディナも途方も無く広い。


時間を忘れてずっとフラフラと歩き続けた。途中からは地図のことなど忘れ、適当に道を選び自ら迷い込んだ。
狭い路地のわずかな空間とモノやヒトが溢れるスークを行ったり来たり。


色彩のヴァラエティ。

光と影のコントラスト。


空間だけでなく時間も越えた旅をしているように思えることがままある。

モロッコのメディナでは、余計な事を忘れて純粋に楽しいと思える瞬間が非常に多い。



ただし、観光地には宿命的なウザいモロッコ人が多い。
このことについては、まあ、諦めるとして…


そして夜のフナ広場の賑わい。
大勢の人にまぎれて、このお祭りのような高揚感を分かち合う感覚。


多少ツーリスティックではあるものの、やっぱり魅力的だ。


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Nash & Crosby, Marrakesh Express
これはグラハム・ナッシュとデイヴィッド・クロスビー二人によるBBCのスタジオライブ(1969)