もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

5/2 凱里から一気に黎平へ

凱里(かいりー)→榕江(ろんじぁん)→黎平(りぃぴん)


列車はほぼ1時間の遅れで凱里の駅に着いた。午前10時半。
駅を出るとそこには大勢の客引きが群がっていた。タクシーだろうか。みな「西江苗寨」と書かれたカードを手にしている。
思い出した。今はまだ労働節の連休中なのだ。
実は西江に行こうか、凱里に泊まり朗徳へ日帰りで行こうか決めかねていたのだ。駅前の客引きの具合から西江はまだ観光客で溢れているだろうとみて、今日行くのは止めることにした。後回しにすればよい、か。

まず公交1路のバスで汽車站まで行ってみる。
バスの運行本数は多く、窓口も意外と混んではいなかったので、一番遠くまで行ってしまうことに決めた。黎平へは1時間半後、手前の榕江へは20分後の便があるのでこちらを選んで乗り継ぐことにした。朗徳も後回しにする。今日は移動日だな。

榕江へはほとんど高速道路を走る。所要時間は3時間半で短いのだが距離は意外とあるようで77元もかかった。榕江は新車站の方に着く。そこで30分待ち黎平行きのバスに乗り換えた。こちらも高速利用で1時間半、45元。
高速道路の移動は早くて快適なのだが、人里を離れて山を貫き谷を渡るので車窓はそれほど面白みがない。おまけに料金が割高なことが多い。
中国のバスは走行距離で運賃が決まる。高速道路経由だと時間は短縮されるが走行距離は長いことが多く、運賃はその分高くなる。

黎平の汽車站に着きバスを降りると何人かの客引きのおばちゃんがやってきた。そのうちの一人はすぐ横の招待所だというのでついていってみる。意外と清潔な部屋でトイレ・シャワー、TV付き、一泊60元だという。LANで接続されたパソコンまである。PCが無い部屋はもう少し広くて50元。ネットに繋がっていることを確認して最初に通された部屋に決める。シャワーで汗を流して街へ出るも、外は既に暗くなりかけているのであまり長く出歩くことはできなかった。
黎平の街自体は近代的で少し物足りなさを感じた。どこかに見所はあるのか聞き出さなければならないなあ。



---

【移動】 凯里→榕江<中型バス> 77元 3時間30分(高速道路経由 午前40分午後50分毎)
【移動】 榕江→黎平<中型バス> 45元 1時間30分(高速道路経由)
【宿泊】 郁金香招待所<黎平> 双人房一泊60元 トイレ・シャワー・有線LAN付PC 有り




f:id:pelmeni:20150728141603j:plainf:id:pelmeni:20150728141558j:plain

貴州の街のバスターミナルはこの地方独自の鼓楼や風雨橋がモチーフになっている