もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

5/3 黎平近くの侗寨巡り その1

黎平→茅貢、高近、流芳、寨母、寨南、壩(坝)寨、→黎平




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今日は侗(トン)族の集落を訪れる。
バスでまず茅貢まで行ってから、黎平の方向に歩いて幾つかの集落を巡り、疲れたら適当なところでバスを捕まえ戻ってこようと考えた。

でも出発が少し遅かったようだ。9時頃汽車站へ行ったところ、茅貢行きのバスは13時まで無いという。そんなことはないだろう。もっと先へ行くバスの途中下車の切符は売れないのか?と尋ねたいが如何せん言葉が通じない。車の近くでうろうろ聞き回っていたら親切な人がタクシーで街中のミニバス乗場まで連れて行ってくれた(料金は自分で払った・4元)。汽車站とは別のミニバス溜りがこの街にはあるようだ。ちなみに場所は308省道が五開南路に突き当たるT字路。(308省道はそこから茅貢や九潮などを経由して榕江に至る山道です。)


茅貢(まおぐん)まではミニバスで1時間ちょっと、15元。とりたてて見どころのある場所ではないが町外れに貢興花橋と掲げられた風雨橋があるので見学に行く。均整のとれた形態だ。斜めから見た時の屋根の楼の重なり具合が美しい。
茅貢はこの地域では比較的大きな町で商店や食堂がある。時間は少し早かったがこの先に食堂があるかわからなかったので湯粉の昼食。
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次の集落は高近(がおじん)までは少し距離がありのんびりとした山道を1時間ほど歩く。ということは3kmぐらいだろうか。

途中バイクですれ違った物売りと少し立ち話らしきものをしたが、こちらが旅行者とわかると、しきりに肇興(つぁおしん)という町を勧めてくる。実は言葉は互いに通じていなかったが彼はその町が「びゅーちゅふる(本人談)」であることを伝えようと一生懸命だったので、必ず行くよと約束をしてわかれた。


ようやく鼓楼に出会うことができた。
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この集落には鼓楼、風雨橋、舞台(高近戯台)の3点セットがある。

※この近くでかつてNHKが取材をして番組をつくったらしい。少し昔ですが多分僕はそれを観ています。山深い貴州の小さな村の鼓楼の再建についてだったと思う。※調べたところ、これでしょうか?この番組なら観た記憶があります。その時以来貴州や鼓楼が記憶の片隅にありました。


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女性はきれいな青い色の服を着ている。

ちょうどお昼時、男性はみな風雨橋、女性は鼓楼の周囲と別々に集まっていた。そういう習慣なのだろう。

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屋根の重なり



隣の集落、流芳(るおふぁん)は既に見えている。歩いて5分くらい。


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この鼓楼は小さい。造りは簡単で他と比べると貧弱に見えるかもしれないが、古びた感じはいい味出していると思う。中に入り見上げると橦木が吊られている。

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小さな姉妹が怪しい東洋人旅行者には一瞥もくれずにゴム飛びに夢中になっていた。




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のんびりと人里を歩く

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小じんまりとした風雨橋



(続く)