もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

5/3 黎平近くの侗寨巡り その2

黎平→茅貢、高近、流芳、寨母、寨南、壩(坝)寨、→黎平



(承前)


少し歩いて寨母(つぁいむー)へ。

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橋ではなく楼門をくぐり集落に入る。


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家々は斜面に並ぶ。


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煙草をもらって簡単な会話などしたりする





その次はすぐ近くに見えてくる寨南(つぁいなん)へ。

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比較的最近建てられた(再建かも)ようで新しい雰囲気。
日本の木造建築でいう野地板は無く垂木の上に直接瓦を掛けているのがわかる。そのせいか簡素な印象を受ける。雨が多い地域のはずなのだが… 大風で瓦が飛ばされることなどないのだろうと想像。ここまで見てきた鼓楼に共通の造りだ。

集落自体は小さなものだった。


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どこでも鼓楼は集落の中心で、誰かしら集まって休憩したりおしゃべりなどしている



その後、寨俄(つぁいおう)、寨興(つぁいしん)と道をたどる。
寨俄は小さな集落で、ここの鼓楼も新しく建てられたものだった。

寨興という標識がある省道沿いの比較的大きな集落には、特に古い家並や鼓楼などは見当たらなかった。喉が渇いたのでスプライトを買って飲んだが、商店は茅貢以来初めてお目にかかった。
その少し先に鼓楼を中心に据えた大きな集落があったのだが、省道から少し離れていた。
実はここまできて少々飽きが来ていたことは否定しない。足も結構疲れていた。最初の方に訪れていたなら多分集落の中に入っていったのだと思うが、そんなわけでここは離れた道路から眺め写真を撮るだけにとどめた。でも美しい眺めだと思った。恐らくここが寨興村の中心集落なのだろうと歩きながら考えた。
前述の商店で次のまとまった町である壩寨まではどのくらいかかるか尋ねた。ここでも言葉は通じず苦労して何とか「さんこんり」という言葉を聞き出した。おそらく三公里=3kmのことだろう。1時間も歩くのかとちょっとげんなりした。そんなこともあって先を急ぎたい気分になっていたのだ。

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30分くらい歩いて道の両側に風雨橋と鼓楼が並んでいる集落が現れた。
ここでは集落の名前を確認することを忘れてしまったのだが、地図をみると青寨(ちんつぁい?)とある所だろう。
めずらしく風雨橋と鼓楼ともに道路のすぐ近くに建っていて、どちらもかなり年季がはいっている状態だった。人によってはボロいというかもしれないが、味があって良い雰囲気だと思う人もいるはずである。

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壩寨(ばあつぁい)までは歩いて10分くらいだった。ここは町といえるほどの規模で、今まで歩いて来た集落に比べればとても賑やかに感じられる。黎平と往復するこの町始発の中型バスも走っているくらいである。
通りの中ほどを歩いていたらちょうどよい具合に黎平へ行くミニバンが通りかかった。そそくさと乗り込み帰路についた。終点の黎平市内のT字路(往きに乗ったところ)まで45分、10元だった。




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【往き】黎平→茅貢<ミニバス> 15元 1時間10分
【帰り】坝寨→黎平<ミニバス> 10元 45分
【宿泊】郁金香招待所<黎平> 双人房一泊60元 トイレ・シャワー・有線LAN付PC 有り