ラス・ゲール
おいおい、触るなよ…
2003年に陽が当り始めたばかりのこの岩肌に描かれた壁画は、まだ正確なところは不明なのだそうだが、専門家によれば紀元前五千年の頃のものだといわれている。そのような貴重なものが、手を伸ばせば本当に触れることのできる場所にある。数も多くそれも鮮明だ。乾燥した気候のおかげなのだろう。人が関心を持たないソマリランドというアフリカの僻地に存在するせいでもあろう。
こんなにも簡単にさらには近くでお目に掛かることができると、その貴重なありがたみというものを忘れかけてしまう。このクラスのものは大抵はガラスの向こう側に置かれているか、離れた所からじっと目を凝らさなければならないものだ。
公共の足が無いうえ、セキュリティ上の問題により、入場料以外にも車のチャーターと護衛の兵士代で100ドルもと half day trip にしてはそれなりの出費となるのだが、それだけの価値はもちろんあると思う。
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【ラス・ゲール】諸費用
・パーミッション 25USD 外務省の観光局のような事務所へ行き取得
・往復車チャーター 90USD 宿で紹介
・ボディガード兵士 20USD 途中の検問所で強制的に帯同させられた