もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

レー王宮とナムギャル・ツェモ

 

 

f:id:pelmeni:20151003210143j:plain市街地から眺めるレー王宮とナムギャル・ツェモ(右上)

 

 

ひたすら眠った後の目覚めは最悪。昨日とは違った頭痛。寝すぎたのかもしれない。またもやバファリン様のお手を借りる。

横になったままぼうっとしているうちに効いてきたのか頭痛はおさまったので、昼頃街へ出る。高山病の症状も軽くなってきたので、旧市街を歩いた後旧王宮に上る。入口まで上った時点で息が切れているうえに、建物は何層にも積み重なっているので、ぜいぜい言いながら更に階段を上る。各階にはテラスがあり見下ろす風景は美しいが、確か荒れ果てていた建物を修復したということで、内部にそれほどの見所は無い。

ひととおり見終わって、さて下界に戻るかそれとも目の前に見えるナムギャル・ツェモに上るか。本来なら体調を考え街に戻るところだが決めかねている自分がいる。30分位ずっと眺め続け、結局、行くことにした。

とりあえずゆっくり歩き始める。次第に上るのが楽しくなってきた…かな?。息が切れるのはわかっていた。厳しいことには変わりは無く、途中2回休憩を入れ何とか上りきる。まあここは僕だけではなく他の旅行者も途中で休憩をとりながら上っている。

気分は爽快、素晴らしい眺めだ。頂上の砦跡は工事中でその下のゴンパも閉まっていたのは残念だが、苦労してでも高い所に上ってみることは旅先の鉄則なのだと思わず笑ってしまった。それほど良い眺めに思えた。

そして高山病の症状がほとんど消え普段と気分は変わらないことに気付く。やっほー。

裏を見るとコンクリート板で整備された階段があったのでそちらで降りることに。チュビの道路まではそれほど時間はかからず、そのまま道なりに下って街中にたどりついた。

ただ、あまり食欲は無いので、宿近くのベーカリーで菓子パン2個を買ってそのうち一つを夕食とした。相変わらずのインドクオリティ。昔っからそうだがインドの西洋式のパンは大味で固いときている。クロワッサンなのに中が稠密で重いとか、見掛けは普通なのにいつでもどこでも同じ。まあインド様の勝手だがこれで「ジャーマンベーカリー」は名のらないで欲しいなあ。でもクロワッサンなのに何故ジャーマン?

 

 

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