もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

活畜交易市場/カシュガルの家畜バザール

カシュガルの家畜バザール   Livestock Bazaar at Kashgar

 

 

 

新疆ウイグルは2年前に訪れているため今回はすっ飛ばしてもよかったのだが、やはりこれが気になっていたので日曜日をカシュガルの滞在に含めることにした。前回はとても残念な思いをしたが、今回こそはと気負い、前日は油の多い食事を避けるなど珍しく気を使った。まあそれでなくともここは街歩きの楽しい場所なので何度来てもよいところだと思う。

 

出発は国際バザール手前の大きな交差点西にあるバス停「东巴扎」(東バザールの意か?)。ここ始発のバス23番に乗り、途中広い道路を渡ったところで大勢の客が降りるので後をついてゆけばよい、と老城YHのお姉ちゃんが教えてくれた通りで間違いありませんでした。タクシー等チャーターしなくても片道1元で行くことができる。

 

5分くらい大通りを歩き「活畜交易市場」に到着。熱気がすごい。駱駝、羊、山羊、牛、ヤク…馬もいたかな。人々が動物を目の前に直に取引をする。喜んだり、がっかりしたり、しつこく食い下がったり、人々の必死な様をじっと見る。成立すれば笑顔で握手を交わし、動物たちは売られてゆく… それぞれの人の生活の為に。Livestockと呼ばれる理由がよく判った。結構近くに寄って見物をしていたが、何も言われることもなく時間を忘れて見入ってしまった。

 

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昼食は市場内の食堂でポロを。やっぱり油っぽいが何とか許容範囲。これは出来立ての方が良い。時間が経ち大きな釜の下の方に油と一緒に残っているものには食欲をそそられない。肉といえば、その場で捌かれている羊もいた。やがて串に刺されて焼かれるのだろう。

男だけの世界と思いきや、女性も売り手の方に少し見かけた。観光客が多いと聞いたが、個人客を除けば、実際写真を撮ったりと明らかにそうと判る漢族らしき中国人が数グループ居ただけだった。

 

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おっとっと、縄が解かれているぞ!

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陽が少し傾き、今日の仕事が終わった人たちがちらほら目に付き始める。僕の足も疲れてきたのでそろそろお暇の時間のようだ。往きと同じ経路で街に帰る。

 

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♪ドナドナド~ナ~ド~ナ~ 本日の買物と共に家路につく車。ちなみに車道を堂々と逆走している。

 

半日ほどだが十分楽しむことができた。2年前に行き損ねた時は本当にがっかりしたが、だからこそ、今回の旅に繋がったのだろう。