もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

say good-bye to Delhi

何らかの縁で再びインドの地を踏むような気がしないでもないが、とりあえず一旦気持ちをインドから切り離す。
しかしデリーは食べ処に思い入れのある店が多い。



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まず、COSTA。こういう店がインドにできていた事は僕の中では驚きではあるが、これも時代の流れだ。店の中にまでは濃いインドの空気は入って来ず、はっきりいってどこの国にでもある無国籍状態である。ただしカフェ・コーヒーデイとともに、歓迎。高いとか何だかんだいってもここで飲むカプチーノにコーヒー党は気持ちが落ち着く。何でもイギリス発祥のカフェチェーンだとか。



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この店は南インドでのお気に入り(安)レストランチェーン Hotel Saravana Bhavan。まさかニューデリーにあるとは思わなかったので、非常に嬉しい。隣の店も気になるが(ここはかつて1999年にインドで初めて入り驚いたマクドナルド・”ファミリーレストラン”だった)、当然こちらの暖簾をくぐる。店構えの割には値段は安い。スペシャルの方のミールも確か200円しなかったと思う。マサラドーサ…もう一度食べたい!



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次にコンノートのインナーサークル角にあるシェーク屋。初めてデリーに来た時に虜になってしまい6種類のミルクシェークをすべて制覇した。いまだ健在で嬉しかった。今回は3種類のみであったが、雰囲気の全く変わらない店先でインド人に混じって立ち飲みした。



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さてこの店、U-LIKE レストラン。思い出は多い。

1999年には途中で出会った日本人旅行者とタンドーリチキンを食べに入った。北インドは同じようなルートを辿る旅行者が多く、違う町での再会も度々あった。彼もそのうちの一人だった。僕がメインバザールを歩いていると、通りに面した安宿のレセプションで彼がチェックインしているところだった。声を掛けると彼のほうもうれしかったらしく、部屋に荷物を置いて休みもせず出てきて一緒にコンノートプレイスまで行ったりした。その後夕食にこの店に。確か当時の歩き方に読者投稿で載っていた店で、メインバザールからは少し離れる。彼はちょうど下痢から回復したばかりということで、美味そうにむしゃむしゃ食べていた記憶がある。

2005年はのんちゃんと行った。偶々なのだが、イスラエルからヨルダン、エジプトからデリーと2ヶ月以上の長い付き合いとなったが(といっても日本人宿等でだらだらしていた期間も長い)、リシケシュにヨガをしに行くのんちゃんとカルカッタミャンマービザをとりに行く僕は、ついにここで各々の方向に別れることに。最後の夕食はこの店のタンドーリチキン。場所を忘れかけていたがたどり着いた。何か肉が少ない…という感想をもった気がする。のんちゃんは大好きだといっていた沖縄に再び住んでいるのだろうか。

そして今回2012-13年は一人で来た。やはり、それほどのものではない普通の庶民の味だ。それでいい。ただし塩コショウが多いのだ。これがもう少し抑えられればいいのにと思う。


それにしても、色々な思い出のあるお気に入りの店が長く続いていることには、うれしい限りである。

去り難いなあ、デリーも。