もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

ひとときの出会い

ひとときの出会い




少し前に、宿にやってきたフランス人のパスカルと、ひょんなことから映画の話を始めた。
一緒に行った夕食、その帰り道、その後の宿の部屋で… 僕も大学生の頃は結構見まくったので、もう一人の日本人女性と3人、話が続く。
でも、それで十分話をしたとは思えない。たまたま共通に知っていた映画について話したものの、自分の好きな映画や監督、また彼の嗜好などへと話は発展していなかった。

また次の機会に話せばいいか。

そんな風に考えていたのは確かである。
ただ、その「次」が必ず来るとは限らないところが旅の時間の微妙なところ。
結局お互いに出たり帰ったりのすれ違いがあり、その続きを話すことなくそれぞれの地へと旅立ってしまった。

せっかく話が合って、次の機会にはもっと深く話し込みたいと考えていたのに、何だかんだで顔を合わせることなく、気が付けばそれぞれ次の目的地に発ってしまっていたことって、旅の最中にはよくある。たいていそれっきり忘れてしまう人が多いが、しばらくのあいだ忘れられない人も中にはいる。
さて今後、彼はどちらになるのだろうか。

ともあれ、良い機会とみれば、拙い語彙であっても話し込んでみるべきだ、と自分に言い聞かせる。



※だから、判ってるから彼らフランス人は話が止まらないのだろうか?ホント。