もう少しだけ旅させて

旅日記、のようなもの(2012-16) 基本一人旅 旅に出てから日本語を使わないので、忘れないように。ほとんど本人の備忘録になりつつあります。情報は旅行時のものです。最近はすっかり懐古モードでひたすらノスタルジーに浸っています。

2013-01-01から1年間の記事一覧

一気にアジアへ飛ぶ

チュニス→ドバイ→ジャカルタEK 748 TUN−DBX EK 356 DBX-CGK青い海と広い空、古の世界に誘うギリシアやローマの遺跡たちと近代都市、そして長雨と耳がちぎれるような冷たい吹雪… いろいろあった地中海世界ともお別れだ。一気にアジアへ戻るぞ。いざその時が近…

チュニスへ戻る

チュニジアへはモロッコから入国、最初はチュニスに到着。 その後、チュニス(⇔カルタゴ、シディ・ブ・サイド)→カイルアン→スース(⇔エルジェム)→チュニス(⇔ドゥッガ)と戻ってきた。意外と観光が容易な国だ。 実は失敗したと思っている。途中でもう少し南…

チュニジアのモザイクタイル画

チュニジアには多くのローマ遺跡が残り、その時代の平面芸術はモザイクタイル画です。 実際に見て判ることだが、数少ない素材から創り出されるその意外にも豊かな表現に、驚くばかりだ。・カルタゴ博物館 ・エル・ジェム考古学博物館 ・スース考古学博物館 …

久々のフライト〜チュニス初日

カサブランカ → チュニスTU712 CMN-TUN久々のフライトだった。カサブランカのムハンマド5世国際空港からチュニス・カルタゴ国際空港まで。 2時間20分の短いフライトだが、昼時なので食事が出た。気前よく丸いパンを2個くれたが、肝心の肉料理の味付けがあま…

マラケシュ急行

明るい雰囲気のラバトに一泊した後、マラケシュまで来た。マラケシュといえば、クロスビー、スティルス&ナッシュの「マラケシュ・エクスプレス」である。 列車に乗っている間、その軽やかなリズムとメロディが頭の中を流れていた。 ♪ Take the train from C…

体調回復!

体調回復 翌朝は遅く目覚め、昼までベッドの中で本を読む。フェズの宿で手持ちの本と交換してきた文庫本のうち、村上春樹の『1Q84 Book1』下巻。 物語が頭の右から左へとスッと抜けていくような読後感。いや、いい意味で言っているのではない。以前のように…

風邪をひき体調が悪いなか、歩き回る

風邪をひき体調が悪いなか、歩き回る シェフシャオエンで傘を買ったのも時既に遅かったようで、風邪をひいてしまった。 風邪だから休んでいればよいのだけれど、そうもいかない。 チュニジアへ飛ぶフライトのチケットをとってしまったのだ。出国日から逆算し…

毎日雨

毎日、雨。 弱かったり、強かったり、思い起こしてみればここのところずう〜っと雨にあたっているではないか。 記憶をたどってみると、こんなだった…3/7 シェフシャオエン 雨 3/6 シェフシャオエン 雨 3/5 テトゥアン 曇り時々雨 3/4 移動日 アルヘシラス 雨…

モロッコへわたる・イスラムの国へようこそ

アルへシラス→タンジェ 旅行中何が嫌だって、朝起きて雨の降る音が聞こえることくらい嫌なことはない。 特にそれが移動日だったりすると、一日の初めから憂鬱な気持ちになる。愛想の良い宿の管理人家族に挨拶をして、薄暗い雨雲を見上げながら港への道を急ぐ…

ジブラルタル

ジブラルタル スペインの南端アルヘシラスまで来たのはもちろんモロッコへ渡るためだが、ついでだからジブラルタルへも日帰りで行くことにした。ここのところ雨ばかり降っているのが気になっていたが、到着翌日もやはり雨。アルヘシラスは何もない町だから滞…

建物めぐり

建物めぐり 結局バルセロナではガウディを中心とした建築めぐりに終始した。学生時代以来の2回目の訪問となった。前回は美術館やモンジュイックの丘、サグラダファミリア、グエル公園などに行っている。 サグラダファミリア教会については、今回訪れ、大方完…

バルセローナ!

バルセローナ バスの中に外気温の表示計がある。アンドラ・ラ・ヴェリャを出発した時は-1℃だった。山道を下り国境あたりでは0℃か1℃あたり。スペインに入りさらに高度が下がっていくにつれ、3℃、5℃、10℃と気温が上がっていくのが見ていておもしろかった。バル…

アンドラも雪

アンドラ・ラ・ベリャ トゥールーズからのバスの車窓は、標高が上がるに従い地面に白いものが残るようになってきた。時々細かい雪が空中を舞っている。アンドラなんて山の中、寒いに決まっている。天気予報はこの日も雪。でも待っているわけにも行かないので…

寒い南仏

ニース、ニーム、カルカソンヌと観光地めぐり。 フランスに来てそれまでの国と明らかに違うことが一つある。カフェなどで一人でいる人の割合がぐっと増えている(特に昼間)。これは例えばギリシアなどではほとんど見かけなかった。ギリシャ、キプロス、イタ…

モナコ

モナコ 本当はヴァンスにマティスのステンドグラスで知られているロザリオ礼拝堂を訪れるつもりだったのだけど、待てどもバスはやってこない。はてと思いスタンド標識の裏を見ると、この日は午後からこのバス停は通りませんと書いてある紙が貼ってあった。実…

サン・マリノは雪

サン・マリノ ヨーロッパ制覇(笑)には忘れがちな小国。以前BSトラベリックスで見て以来、機会があれば訪れてみたいと思っていた。夕陽に照らされた周囲ののどかな風景が印象的だったので、泊りがけにしようか迷った。結局ボローニャから日帰りとしたが、現…

ボローニャ

ボローニャ ある程度は期待していたが、それ以上に良かった。広い範囲にわたりはりめぐらされているポルティコで有名だが、ヨーロッパ最古といわれる大学も知られている。街中には若者が多く、雰囲気がよい。夜も遅いし、みんな楽しげです。照明に照らされた…

フィレンツェ、ピサ、ルッカ

フィレンツェ、ピサ、ルッカ ピサを単純往復するだけでは芸が無いと考え一緒に寄ることのできる近くの町を探した。フィレンツェを午前中に出れば、ピサ、ルッカとまわることができそうだ。フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅を出た普通列車には大勢…

アリタリア!

アリタリア! AZ 887 MLA-FCO AZ 1679 FCO-FLR (初めて知ったエンブラエル社製航空機 EMB 175) マルタからフィウミチーノ経由でフィレンツェまで来てしまった。実は先日までフィレンツェに来るつもりは無かった。マルタの次はチュニジアの予定だった。フラ…

カーニバルのヴァレッタ

カーニバルのヴァレッタ 到着した夜に町に出て驚いたのだが、カーニバルの真っ最中だった。着いた時から、冬なのにやけに人が多いなと感じていたが、そういうことなら合点がいく。その日は土曜日、週末をはさんで5日間がカーニバルという。それでは滞在期間…

ラルナカ→ヴァレッタ

ラルナカ→ヴァレッタ KM 2107 LNA→MLAマルタ航空だが、エミレーツ航空との共同運航便。 ドバイからラルナカ経由でマルタに行く便で、ラルナカからは10人も乗らなかったようだが、機内は既に半分以上の席が埋まっていた。帰国時にドバイ経由で利用しようと考…

レフコシアに行く

レフコシアに行く 9時のバスでレフコシアへ行く。 夜中に何度か目が覚めたせいか頭が重い。バスに乗ったら急にぼうっとしてきて、車窓を見ずにほとんど眠ってしまった。街の中央の通りは飲食の店が多いが、昼前なので人出は少ない。そこで脇道に入ってみる。…

テッサロニキ→ラルナカ

テッサロニキ→ラルナカ A3 920 SKG−LNAエーゲ航空という初めての航空会社。客は多く満席に近い。意外と長く乗るのだか、キプロスという島は、地図をみると地中海の奥深くというか、もう中近東だねここは。 機内食(ランチ);硬めのパンのサンドイッチ、蜂蜜…

テッサロニキ

テッサロニキ うっかり忘れていた。アンゲロプロスは幾つかの映画をテサロニキでロケしている。YouTubeで確認した。「永遠と一日」。これは観ている。夜のバスの場面が印象的だったが、これはテサロニキらしい。映像は昔のバスの車内で切符売りが机を前に座…

オフ・シーズン

オフシーズン アテネからデルフィ、メテオラとまわった。すべてに共通すること。オフシーズンのため、宿代は夏季の半額である。20-25ユーロでまあまあの部屋に泊まる事ができた。暇そうな猫も多く見かけた。いや彼らはいつも暇か。観光地には、ツアー客の団…

アテネ

アテネ ヨーロッパの主要国の中では北欧を除いてギリシャが残っていた。以前アルバニアへ来た時に、最初そのままギリシャに抜けようと考えていたのだが、よんどころない理由で止めてしまった。その後は新婚旅行にとっておくんだなんてうそぶいていたのだが、…

クウェート→ギリシャ(その2) ギリシャ入国

(承前)さてギリシアの入国審査。係員のお姉ちゃんは隣のブースと話をしていたかと思いきや 「カモーン」 体も揺らしながら手招きする。日本国の旅券をパラパラとめくり、ガシャッとスタンプを押し 「ウェルカーム」 と一言。パスポートはすぐに帰ってきた…

クウェート→ギリシャ (その1) クウェート出国で問題

クウェート→ギリシャQR 133 KWI-DOH QR 476 DOH-ATHいきなり問題発生。カウンターでチェックインしようとしたところ、日本人はギリシャ入国の際に、ビザなし滞在の場合は、シェンゲン協定外の国からの場合は出国のチケットが必要、とディスプレイに表示され…

ショッピングモール症候群

ショッピングモール症候群 翌日、天気は曇り。とりあえず街中へ出てみるも、高層ビルの間から見えるクウェートタワーズは霞んでいる。昨日のような濃霧でないことは確かだが、何だか行く気にならない。行っても上に昇ることができないのなら、昨日のままでい…

霧のクウェートタワーズ、ひと気の無い街歩き

霧のクウェートタワーズ、ひと気の無い街歩き クウェートシティーは特に観光地ではないので、ここくらいしか行くところはないのでは?ところが、海沿いはこの日は濃霧。それも、ものすごい。しばらく周囲をぶらつき、時間が経てば晴れるのではないかという淡…